【結論】BtoB EC決済のおすすめ代行サービスと選び方!BtoCとの違いから独自カスタマイズ戦略まで完全ガイド

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BtoB ECの市場規模が年々拡大する中、新たにECサイトを立ち上げる、あるいは既存のシステムを刷新しようとする企業が増えています。しかし、多くの担当者が壁にぶつかるのが「決済システムの選定」です。

「自社の複雑な取引条件に合う決済方法はどれか?」「数ある代行サービスの中から、結局どれを選べばいいのか?」と迷われていないでしょうか。

本記事では、「まずは結論から知りたい」という方のために、BtoB ECで導入すべき主要な決済手段と代行サービスの比較一覧を最初にお見せします。その上で、企業間取引特有の課題を解決する代行サービスの選び方から、複雑な要件にも柔軟に対応できる「EC-CUBE」を用いた独自の構築事例までを網羅的に解説します。自社に最適な決済戦略を見つけるためのガイドとしてご活用ください。

BtoB ECで導入すべき主要決済方法・代行サービス一覧

まずは結論として、BtoB ECで検討すべき主要な決済手段と、それらを一括で管理できる代行サービスの特徴を比較表にまとめました。

決済手段 支払いタイミング メリット デメリット 未回収リスク
銀行振込(前払い) 商品発送前 リスクがなく確実 入金確認の手間、顧客のリードタイム増 極めて低い
代金引換 商品受取時 回収が確実、少額取引に強い 手数料の発生、不在時の対応 低い
請求書払い(掛け払い) 商品発送後(月締め等) BtoBで最も一般的。顧客の資金繰り改善 与信管理・請求業務の負荷、未回収リスク 高い
クレジットカード 即時(引き落としは後日) 決済がスムーズ、少額・単発取引に最適 法人カードの普及率に依存、決済手数料 低い

BtoB取引で必須となる決済手段とそれぞれの特徴

上記の表の通り、BtoB ECでは取引先との関係性や取引額に応じて、複数の決済手段を用意することが求められます。
特に「請求書払い(掛け払い)」は、企業間取引において最も一般的な支払い方法であり、これに対応できるかどうかがBtoB ECの売上を大きく左右します。また、近年では少額取引や新規顧客向けに「クレジットカード決済」のニーズも急速に高まっています。

決済・請求代行サービスの選び方ポイント

自社で全ての決済業務(特に掛け払いに伴う与信・請求・回収)を処理するか、それとも「代行サービス」を利用するかの判断は非常に重要です。選定の際は以下のポイントを確認しましょう。

  • 手数料のバランス:決済手数料や月額固定費が、自社の利益率に見合うか。
  • 未回収リスクの保証:請求代行サービスの場合、取引先が未払いとなった際に100%代金を保証してくれる機能があるか。
  • 導入のスピードと手軽さ:既存のECカートとスムーズに連携できるか。

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BtoB EC決済の基礎と、BtoC決済との決定的な違い

決済手段の全体像を把握したところで、改めて「なぜBtoBの決済は複雑なのか」、BtoCとの違いから基礎を紐解きます。

BtoC決済とは異なるBtoB取引の特性

BtoB(企業間取引)は、BtoC(消費者向け取引)と比較して以下のような独特の特性を持っています。

  • 高額かつ継続的な取引:単発の購入ではなく、長期間にわたる継続的なリピート注文が前提となります。
  • 与信管理の必須化:後払い(掛け売り)が基本となるため、取引先企業の支払い能力を審査する「与信管理」が欠かせません。
  • 多様な決済サイクル:「月末締め・翌月末払い」など、企業ごとに異なる支払いサイト(条件)が存在します。
  • 複数担当者の関与:発注担当者、承認者、経理担当者など、一つの取引に複数の人間が関与します。

BtoB ECにおける決済システムの重要性

これらの特性から、BtoB ECにおいて適切な決済システムを構築することは、単なる「お金のやり取り」以上の意味を持ちます。キャッシュフローを健全に保ち、売掛金の未回収リスクを防ぐだけでなく、煩雑なバックオフィス業務を自動化・効率化することで、企業全体の生産性を向上させる強力な武器となります。

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BtoB EC決済業務で立ちはだかる「3つの壁(課題)」

企業間取引のEC化を進める際、経理やバックオフィス部門は共通して以下の3つの壁に直面します。

1. 煩雑な手作業による業務負荷の増大

取引先が増えるにつれて、見積書や請求書の作成・送付、銀行口座での入金確認、売掛金の消込作業、そして支払い遅延が発生した際の督促業務など、手作業によるアナログな業務が爆発的に増加します。これは深刻な人的コストの浪費と、ミスの温床になります。

2. 与信管理と売掛金未回収リスク

新規の取引先が増えれば増えるほど、それぞれの企業の信用度を調査し、適切な与信枠(限度額)を設定する難易度が上がります。万が一、取引先が倒産したり支払いが滞ったりした場合、売掛金が回収できず、自社の経営に直接的な大ダメージを与えるリスクを常に抱えることになります。

3. 既存システムとの連携不足と運用フローの分散

販売管理システム、会計ソフト、そしてECシステムがそれぞれ独立して分断されている場合、同じ売上データを複数のシステムに手入力(二重入力)しなければならず、データ不整合や業務フローの著しい非効率化を招きます。

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【比較】主要なBtoB請求代行サービス3選と選び方

BtoB決済の中でも最も煩雑な「掛け払い(請求書払い)」を効率化するため、多くの企業が導入している代表的な請求代行サービスを3つご紹介します。

  • NP掛け払い(株式会社ネットプロテクションズ)
    BtoB向け請求代行サービスのパイオニアであり、圧倒的なシェアと蓄積された与信ノウハウを持ちます。未回収リスクの100%保証はもちろん、個人事業主への与信枠付与にも強みがあります。
  • Paid(株式会社ラクーンフィナンシャル)
    初期費用・月額費用が無料で、利用した分だけの決済手数料でスモールスタートできる点が魅力です。請求書のカスタマイズ性が比較的高く、小~中規模のBtoBサイトで多く導入されています。
  • マネーフォワード ケッサイ(マネーフォワードケッサイ株式会社)
    独自のAI審査により、最短数秒で与信結果がわかるスピード感が強みです。同グループの「マネーフォワード クラウド請求書」など、既存の会計システムとの連携に優れています。

どの代行サービスを選べばいい?(選び方の落とし穴)

これらの代行サービスは、与信管理や請求業務を劇的に効率化してくれます。選び方の基本としては、「手数料率」「個人事業主への対応可否」「既存システム(会計ソフト等)との相性」で比較するのが一般的です。

しかし、ここで多くの企業が陥る「落とし穴」があります。
それは、いくら優秀な代行サービスを選んでも、「自社のECシステム(カート)側が、その代行サービスのAPIと柔軟に連携できなければ意味がない」という点です。

例えば、「特定の優良顧客だけには代行サービスを通さず自社で掛け売りをしたい」「与信審査に落ちた場合だけ、自動で銀行振込(前払い)の案内に切り替えたい」といった分岐処理は、汎用的なSaaS型ECカートでは実装できないことがほとんどです。

結果として、「決済サービスは導入したけれど、システムが連携できず、手作業での確認や二重入力が残ってしまった」というケースが後を絶ちません。

課題を解決する「決済代行・請求代行サービス」のメリットと限界

前述の課題をクリアするために、多くの企業が「決済代行サービス」や、BtoBに特化した「請求代行(掛け払い決済)サービス」を導入しています。

代行サービス導入による「業務効率化」と「リスク低減」

最大のメリットは、コア業務への集中です。与信審査、請求書の発行・発送、入金消込、督促といった煩雑な経理業務をサービス提供会社に丸投げ(アウトソーシング)できます。さらに、保証付きの請求代行サービスを利用すれば、未回収リスクをゼロに抑えることが可能です。これにより、担当者は本来の営業活動や商品企画にリソースを集中できます。

汎用SaaS・代行サービスが抱える「カスタマイズの壁」

しかし、一般的なASPやSaaS型のECカート、あるいは既成の代行サービスには限界(デメリット)もあります。
それは、BtoB特有の「個別ルール」への対応力です。
「この顧客だけ特別な掛率(割引率)を適用したい」「特定の部署からの注文は、上長のシステム承認を必須にしたい」「自社の古い基幹システムとAPIで特殊な連携をさせたい」といった複雑な独自要件に直面した時、汎用的なシステムではカスタマイズができず、「結局運用をシステムに合わせる(アナログ作業が残る)」というジレンマに陥りやすいのです。

複雑な取引条件に対応!「EC-CUBE」の独自決済戦略と成功事例

汎用サービスの「カスタマイズの壁」を突破する最適な選択肢が、オープンソースの「EC-CUBE」を活用した独自ECの構築です。

オープンソース「EC-CUBE」が提供する「完全なカスタマイズ性」と「資産性」

EC-CUBEの最大の強みは、ソースコードを自社で保有・改修できる点にあります。特定のプラットフォームの機能制限(ベンダーロックイン)に縛られることなく、自社の複雑な商習慣や取引ルールに合わせて機能を100%自由に作り込むことができます。また、将来的な事業拡大やフロー変更にも柔軟に対応し、システムを進化させ続けられる「自社の資産」となる点が、ASPやSaaSとの決定的な違いです。

BtoB特有の決済ニーズを叶える「EC-CUBE Enterprise」

EC-CUBE Enterprise

大規模な取引向けに特化した「EC-CUBE Enterprise」では、以下のような複雑な要件を実現可能です。

  • 顧客ごと、あるいは顧客グループごとの緻密な価格設定(掛率対応)
  • 企業内の「発注者」と「承認者」を分けた、多階層の承認ワークフロー
  • 請求先と配送先の柔軟な紐付け(本社一括請求・支店個別配送など)

【事例】EC-CUBEで独自のBtoB決済・承認フローを実現した企業

実際にEC-CUBEのカスタマイズ性を活かし、BtoB特有の課題を解決した事例をご紹介します。

敷島産業株式会社様(ノベルティBtoB)

複雑な「名入れ」やオプション代のロット別価格計算、顧客の需要に合わせた「自動見積機能」をEC-CUBEで独自実装。対面営業レベルの細やかな対応をEC上でシステム化し、業務効率と利便性を劇的に改善。

対面営業のきめ細かな対応をEC化。ノベルティ製作 BtoB ECサイト「直ナビ」のユーザビリティを支えるバックヤード機能×フロントデザインの工夫とは

オフィスコム株式会社様(オフィス家具BtoB)

企業間取引特有の「見積もりから社内決裁(稟議)までに時間がかかる」という課題に対し、EC-CUBEのカスタマイズ性を活かして、後日改めて商品を選び直すことなくスムーズに購入できる独自の仕組みを構築。データ連携機能を駆使し、BtoB顧客の購買体験を徹底的に最適化。

顧客ファーストの徹底で売り上げ拡大。オフィスコム様の「ニーズに応えるBtoB ECづくり」に迫る

EC-CUBEと連携可能な多様な決済サービス

もちろん、EC-CUBEは国内の主要な決済代行サービスやBtoB特化型の請求代行サービスと柔軟に連携するためのプラグイン(拡張機能)を豊富に用意しています。

  • EC-CUBEペイメントプラス:GMOペイメントゲートウェイのグループ会社が提供する、安心の公式決済代行。
  • Amazon Pay:法人顧客の購買プロセスを劇的に短縮。
  • Stripe:グローバルな取引や複雑な継続課金にも対応。

自社の要件に最もフィットする決済サービスを選び、EC-CUBEと組み合わせることで、「最強のBtoB決済基盤」を構築できます。

【まとめ】BtoB EC決済の最適化は、ビジネス成長の鍵を握る

BtoB ECを成功させるためには、単にクレジットカード決済を導入するだけでなく、掛け払いをはじめとする多様な決済ニーズへの対応と、バックオフィス業務の徹底的な効率化、そして未回収リスクの排除が不可欠です。

一般的なサービスでは対応しきれない複雑な取引条件や独自の商習慣をお持ちの企業にとって、「資産性」と「完全なカスタマイズ性」を兼ね備えたEC-CUBEは、最も強力で現実的な解決策(サード・オルタナティブ)となります。

自社の強みをシステムに反映させ、競合と明確に差別化できる独自のBtoB ECを構築して、持続的なビジネス成長を実現しましょう。

BtoB ECの決済周りでお悩みの方や、自社の複雑な要件に合わせたシステム構築をご検討の方は、ぜひ一度EC-CUBEにご相談ください。専門のコンサルタントが最適な構築プランをご提案いたします。

監修

株式会社イーシーキューブ

国内No.1シェアを誇るEC構築オープンソース「EC-CUBE」の開発元企業です。親会社の株式会社イルグルム(東証スタンダード市場上場)とも連携し、戦略立案から構築・運用・マーケティングまでワンストップのEC支援を行っています。これまで数多くのEC構築・改善を手がけてきた知見を活かし、実務に役立つノウハウや導入事例などを分かりやすく解説・発信しています。「ECサイトをどう作ればいいのか分からない」「既存サイトをもっと強化したい」「ECサイトの運営について詳しく知りたい」…そんなお悩みをお持ちの方々に、少しでもヒントとなる情報をご提供できれば幸いです。
※ 独立行政法人情報処理推進機構「第3回オープンソースソフトウェア活用ビジネス実態調査」による

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