ネットショップ運営で成果を出す方法とは?EC運営の基本業務から売上改善・成長のポイント、理想のプラットフォームまで徹底解説

#集客・販促・運営

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私たちイーシーキューブ社では、ネットショップの立ち上げから日々の運営、売上拡大やシステム選定に至るまで様々なご相談を頂きます。中でも特に多いのが「一人で運営できるか不安」「初めてのECで売上を伸ばせるか心配」といった運営に関するお悩みです。

本記事では、ネットショップ運営に欠かせない8つの基本業務について徹底解説すると共に、運営を見据えた開業準備やECシステム選びの重要ポイントについてご説明します。
また記事後半では、当社が開発・提供しているオープンソースECプラットフォーム「EC-CUBE」の特徴や導入事例について詳しく解説。特定のベンダーに依存せず運営者の理想のサイトを構築できる自由度の高さや、オープンソースならではの資産性は、EC事業を大きく育てるために欠かせないものです。ぜひご一読ください。

ネットショップ運営・8つの基本業務

ネットショップ運営というと、商品を並べて注文を待つだけのシンプルなビジネスを想像されがちです。しかし実際には、商品登録から集客、受注対応、在庫管理、発送、売上管理に至るまで日々様々な業務が発生します。しかもその多くは、自動化できる部分が限られており、運営者自身が手を動かして対応する作業です。

特に個人事業主や少人数でショップを運営する場合、これらの業務を並行して進める必要があります。どれか一つをおろそかにしても売上低下や顧客満足度の低下につながりかねません。まずはネットショップ運営においてどのような業務が発生するのかを正しく理解することが、無理のない運営体制を築く第一歩となります。
ネットショップ運営で発生する主な8つの業務について、それぞれの役割や重要性を具体的に解説していきます。

① 商品登録・サイト構築

ネットショップ運営の出発点となるのが、商品登録とサイト構築です。
特に重要なのが、いわゆる「ささげ」と呼ばれる業務で、商品画像の撮影、サイズや仕様の採寸、商品説明文の作成といった作業が含まれます。これらは一見単純に見えますが、実際には一商品ごとに手作業で行う必要があり、ショップ全体の工数を大きく左右する工程です。

商品ページは単に情報を並べるだけでなく、「誰に・どんな価値を届ける商品なのか」を明確に伝える役割を持ちます。写真の見せ方や説明文の書き方一つで購入率が大きく変わるため、ここでの丁寧さは後工程の集客や売上にも直結します。また、商品点数が増えるほど修正や更新の手間も増えるため、将来的な運営負荷を見据えた設計が重要になります。

② 集客・プロモーション

商品ページを公開しただけでは、自然に売上が伸びるわけではありません。ネットショップ運営において集客とプロモーションは欠かせない業務であり、SEO対策、Web広告、SNS運用など複数の手法を組み合わせて取り組む必要があります。

SEOは比較的中長期的な施策で、商品名やカテゴリ構成、商品説明文の積み重ねが成果につながります。一方でWeb広告やSNSは、短期的に反応を得やすい反面、運用や改善を継続的に行う手間が発生します。
どの施策も自動化できる部分は限られており、実際には数値を確認しながら人の手で調整していく作業が中心です。短期・中期・長期の視点を持ち、リソース配分を考えながら続けることが重要になります。

③ 受注・入金確認

注文が入ると、受注内容の確認や入金状況のチェックといった業務が発生します。これらは顧客満足度に直結する工程であり、対応の遅れやミスはクレームにつながりやすいため、正確さとスピードが求められます。

自動送信メールを活用することで一定の効率化は可能ですが、注文内容の確認や問い合わせ対応は最終的に人の目で行う必要があります。注文数が増えるほど管理画面を確認する頻度も上がり、複数モールやカートを併用している場合は、「TEMPOSTAR」のような一元管理ツールの導入が現実的な選択肢となります。

④ 在庫管理

在庫管理はネットショップ運営の中でも特に神経を使う業務の一つです。在庫切れによる販売機会損失や在庫過多によるコスト増加を防ぐため、常に正確な在庫数を把握する必要があります。

管理方法はショップの規模や形態によって様々で、CSVでの手動管理から外部ツールを活用した自動連携まで選択肢があります。BASEの拡張機能や「ロジモプロ」のような物流連携、ドロップシッピングを活用するケース、実店舗と在庫を共有するために「スマレジ」と連携するケースなど、運営スタイルに応じた方法が取られています。ただし、どの方法を選んだとしても、最終的な確認や調整は人の手による作業が欠かせません。

⑤ 発送・物流

商品が売れた後には、検品・梱包・発送という物流業務が続きます。この工程はミスが起きやすく、同時にブランドイメージにも大きく影響します。そのため、作業内容を属人化させずマニュアルとして整理しておくことが重要です。

オリジナルパッケージを活用してブランド価値を高めたり、配送サービスと連携して発送作業を効率化したりと、工夫の余地は多くあります。BASEのかんたん発送のようなサービスを使えば手続きは簡略化できますが、検品や梱包自体は基本的に手作業となるため、運営者の負担を見誤らないことが大切です。

⑥ 売上・経費管理

ネットショップ運営では、売上だけでなく経費の管理も欠かせません。特に個人事業主の場合、日々の取引を正確に把握しておくことが確定申告や資金繰りに直結します。

リアルタイムで売上や経費を確認できる環境を整えておくと経営判断のスピードが上がります。会計ソフトと連携すれば入力作業を減らせますが、内容の確認や仕訳の判断は人が行わねばなりません。「freee」や「マネーフォワード クラウド会計」などのサービスは、こうした実務を支える具体的な手段として活用されています。

⑦ 仕入れ・発注管理

安定した運営のためには、仕入れや発注の管理も重要です。納期の遅れや欠品は販売機会を逃す原因となるため、仕入れ先とのやり取りやスケジュール管理が欠かせません。

特定の仕入れ先に依存しすぎるとリスクが高まるため、複数の仕入れルートを持つことも検討されます。「スーパーデリバリー」のような仕入れサイトと連携すれば効率化は図れますが、発注量の判断やタイミングの調整は運営者自身が行う必要があります。

⑧ 顧客管理・リピーター育成

ネットショップを継続的に成長させるためには、新規顧客の獲得だけでなく、既存顧客との関係構築が重要です。顧客情報の適切な管理と、個人情報保護への配慮は運営の前提条件となります。

購入履歴をもとにしたフォローやメールマガジンによる情報発信は、リピーター育成やLTV向上に効果的です。BASEの顧客管理Appや「おみせコネクト」のような配信ツールを活用すれば効率化は可能ですが、内容の企画や文面作成は手作業で行う必要があります。顧客と向き合う姿勢そのものが、ショップの価値を高めていきます。

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ネットショップ運営の1日の流れ

上述の通り、ネットショップ運営は多岐にわたるタスクをこなす必要があります。
担当者は1日の間に複数の役割を行き来しますが、基本的には「問い合わせ対応・受注処理」「サイト更新・商品管理」「発送・物流」「集客・分析」という流れを意識し、バランスよく回していくことが重要です。規模や生活スタイルに合わせて効率良く進めていきましょう。

典型的な1日のスケジュール例

朝は、メールや問い合わせの確認から業務が始まります。昨夜から届いている注文確認メールや、お客様からの問い合わせ、キャンセル・返品に関する連絡の中には、その日の対応を優先すべきものも多く含まれています。そのため営業開始前後のタイミングでまとめてチェックするのが基本です。
あわせて決済状況の確認や入金確認メールの送信といった受注管理を行います。これらの対応は顧客満足度に直結するため、正確さと丁寧さが求められます。

午前中の後半

受注対応が一段落した後は、商品ページの更新や新規商品の登録、在庫数のチェックなど、サイト運営に関わる作業に取り組む時間帯となります。商品説明文の改善や画像の差し替えといった細かな調整も多く、集中して作業したい工程です。
また、在庫状況を確認しながら発注の準備を進めることも多く、欠品や過剰在庫を防ぐために現状のデータを丁寧に確認します。

午後

午後は、発送準備や梱包作業が業務の中心になります。受注管理で確定した注文に対して、商品の検品、梱包、発送手続きを順に行っていきます。この工程は基本的に手作業となるため、作業ミスを防ぐための確認が欠かせません。特に梱包の仕上がりはブランドイメージにも影響するため、効率だけでなく品質にも注意が必要です。
発送完了後には、発送完了メールを送信し、お客様に安心感を提供します。

夕方以降

発送業務が落ち着いた後は、マーケティング施策やデータの振り返りを行う時間として使われることが多くなります。SEO対策の見直しやSNS投稿の準備、Web広告の効果測定など、集客に関わる業務も日常的に対応する必要があります。
日々の数値を確認し、次にどの施策を打つべきか、関係者間での検討や売上改善につながる判断を行います。こうした業務は自動化が難しく、データを見ながら人が考えて手を動かす工程が中心となります。

個人・小規模ショップの運営で押さえておきたいポイント

ネットショップ運営は1日の中でこなすべきタスクが多いため、限られた時間や人員で効率よく回さねばなりません。ここでは個人や小規模チームならではの実務上のポイントを解説します。

業務の優先順位付け

全ての業務を同じように進めるのは不可能です。日々の業務では基本的に、顧客対応や入金・受注確認といった顧客に直接影響するタスクを最優先にしましょう。特に問い合わせ対応や決済処理の遅れは、顧客満足度を損ないかねません。
その後に、在庫や商品ページの更新、マーケティング施策の検討といった中長期的なタスクを進める必要があります。

効率化ツールの活用

EC運営業務を効率化する各種ツールを活用するとルーチンワークを減らせます。例えば自動送信メールは基本文面の定型化に役立ちますし、受注管理や在庫連携は一元管理ツールの導入により複数チャネルの業務をまとめて処理できます。
これにより手作業の負担が軽減され、時間を戦略的な業務に振り向けられます。

アウトソース活用

繰り返し発生する定型的な作業や専門性の高い作業については、外部のサービスやパートナーに依頼することも検討しましょう。商品画像の制作やライティング、SNS運用の外部委託、物流の代行サービスなど、様々な業務の負担を減らしつつ品質を担保するのに効果的です。これによりショップ運営の継続可能性が高まり、より付加価値の高い業務に集中できるようになります。

【ASP/SaaSの限界点】

ここまでの説明をご覧いただき、ネットショップ運営者が手作業で行う領域が意外と多いことに驚かれた方も少なくないと思います。
日々のEC運営業務が少なくマンパワーで対応できるうちは良いですが、売上規模が拡大し取り扱う商品や顧客情報が増えてくると、やがて業務量と人的リソースのバランスが崩れ、運営が回らなくなっていきます。具体的には、客単価にもよりますがショップの年商が3,000万円(月商250万円)程度を超えてくると、毎日の受注処理や発送業務が「少人数での手作業」の物理的な限界を迎えます。作業に追われて人を雇えば人件費が利益を圧迫し、売上が伸びてもかえって収益性は下がってしまうという「EC運営の壁」にぶつかるのです。

運営業務の負担を軽減するためにまず検討するのが「API連携」や「自動化」による業務効率化です。一方、こうした施策をどの程度実施できるかはECプラットフォームの仕様や機能に依存しますが、大部分のASP/SaaSではこうした柔軟な機能強化に対応していません。
だからもし今、「ネットショップ運営で日々忙しくなる一方なのに、なぜか売上は頭打ち」と感じている方は、それはスキル不足が原因なのではなく、お使いのECシステムの限界が来ているサインと考えるべきです。

「売れる仕組み」を作る、運営を見据えた開業準備

ECサイトの開業自体は、その気になれば思い立ったその日からでも始められます。しかし本当に「売れるネットショップ」を目指すのなら、大切なのは開店後も安定して運営を続けられる状態を作っておくこと。つまり「運営を見据えた開業準備」です。
この点を踏まえて、一般的なネットショップ開業の流れを順に追いながら大切なポイントを解説していきます。ネットショップの立ち上げ方を体系的に理解したい方はぜひ参考になさってください。

① ショップコンセプトの決定

まずは自分のショップで「何を・誰に・どのように売るのか」を決めます。ターゲットとなる顧客像や競合との差別化ポイントを明確にすることで、その後のサイト設計や集客方法も大きく変わるため、とても大切なステップです。

また開業後の運営方針がぶれないためにも、このコンセプト設定は重要になります。実際、ショップを始めてみると「この商品が売れるなんて!」「狙っていたユーザー層が全然来ない」など、当初予想もしなかった様々な展開が起きるのは珍しくありません。そんな時でも、根幹となるコンセプトが確立していれば、動揺することなく、売上拡大のためにどう動くべきかを迅速に判断・決定できるでしょう。

② 商品の仕入れ・製造ルートの確保

次に、ショップで扱う商品の仕入れや製造ルートを決めます。商品をどこからどのように仕入れるかによって、在庫管理や発注作業、利益構造まで変わるため、運営を見据えた検討が欠かせません。

主な仕入れ・製造方法には、以下のような選択肢があります。

OEM/ODM ドロップシッピング 卸売仕入れ ハンドメイド・自社製造
メーカーに依頼して自社ブランド商品を製造 在庫を持たず、仕入れ先から直接顧客へ発送 卸業者やメーカーから商品を仕入れて販売 自身で制作した商品を販売

それぞれ特徴が異なるため、販売したい商品ジャンルや想定する販売規模に合った方法を選びましょう。
特に仕入れ商品を扱う場合は、「安定して供給できるか」「十分な利益率を確保できるか」を事前によく確認しておく必要があります。せっかく売れ行きが良くても、仕入れが追いつかなかったり、コスト増で利益が圧迫されたりして運営に支障をきたしては大変です。取引条件や納期の安定性を整理しておけば、開業後の無理のないネットショップ運営につながります。

③ 開業に必要な手続きと資格

ネットショップ開業にあたっては、事前に押さえておくべき手続きやルールがあります。いずれも難しいものではありませんが、後回しにすると運営開始後のトラブルや手戻りにつながりやすいため、準備を整えておきましょう。

開業届 個人で開業したことを税務署に届け出る書類です。所得税法により、事業開始から1ヶ月以内に管轄の税務署への提出が義務づけられています。
青色申告承認申請書 個人で開業し、節税効果の高い「青色申告」を行いたい場合に届け出る書類です。事業開始から原則2ヶ月以内に管轄の税務署に提出します。
特定商取引法に基づく表示 ECサイトでは、事業者情報や返品条件、支払い方法などを「特定商取引法に基づく表記」として明示する義務があります。購入者とのトラブル防止やサイトの信頼性向上のために重要な表示です。
許認可・資格 食品を販売する場合は「食品衛生法に基づく営業許可」「食品衛生責任者」、中古品を扱う場合は「古物商許可」など、商材によっては事前に許可や届出が必要です。早い段階で確認しておきましょう。

④ システム選び

ECシステム選びでは、初期費用や月額費用といったコスト面の比較が先行しがちですが、それ以上に「自社のビジネスをどう展開したいか」という視点で選ばないと、後々の機能不足や拡張性の制限によって、運営が行き詰まる原因になりかねません。システムの特徴を正しく理解し、自社のニーズに最も合致するものを選びましょう。
主なECシステムについて簡単にご説明します。より詳しく知りたい方は、以下のコラムをご参照ください。

ECモール

楽天市場やAmazonなど、1つのプラットフォーム上に複数店舗が出店・出品する形態です。
集客力が高く、ショップ開設後すぐに販売機会を得やすい点が大きな魅力。販売手数料が発生する点やデザイン・販促施策に制限があり独自のブランド作りをしにくい点がデメリット。ブランドより商品力で勝負したい人や集客に不安がある場合に向いています。

ASP(ショッピングカート)

EC運営に必要な機能があらかじめ用意されたクラウドサービスを利用する方式です。
専門知識がなくても始めやすく、初期費用や管理の負担を抑えられる点が特徴ですが、カスタマイズの自由度は低く将来的に機能面で不足が生じるケースも。一般的な小売販売目的やコストを極力抑えたい人、システム管理を避けたい人に向いています。

ECパッケージ

豊富な標準機能を備えたソフトウェアを導入し、自社向けに構築・運用する方式です。
ASPよりも柔軟なカスタマイズが可能で、業務フローや外部システムとの連携にも対応しやすいのがメリット。一方で導入コストや構築期間がかかり、ベンダーロックインの懸念も。特定ベンダーのもとで本格的なECの安定運用を目指したい場合に向いています。

オープンソース

ソースコードが公開されたECシステムを自社環境に構築して利用する方式です。
自由度と拡張性が非常に高く、高度な機能開発や既存システムとの複雑な連携も可能。自社独自のビジネスモデルを実現できます。開発や保守、セキュリティ対応を行う技術的な体制が必須。将来的な拡張や独自性を重視し長期的にEC事業を育てたい場合に向いています。

⑤ サイト開設・商品登録

システム選定が終わったら、いよいよECサイトの開設と商品登録です。
詳しい説明は省きますが、サイトの構築方法によって手順や準備内容は異なります。いずれの場合も、開業後すぐに運営が回る状態を意識して進めると良いでしょう。

ECモールの場合

  • 出店申請・審査
  • ショップ基本情報(店舗名、ロゴ、プロフィール等)の登録
  • 商品情報の登録と送料・配送・決済などの条件設定
  • モールのルールに沿って公開・販売開始

ASP(ショッピングカート)の場合

  • サービスに申し込み、管理画面を開設
  • テンプレートを選択し、デザインや基本設定を調整
  • 商品情報の登録と送料・配送・決済などの条件設定
  • テスト注文後に公開

ECパッケージの場合

  • パッケージ選定後、サーバーやインフラ環境を準備
  • 初期設定・デザイン構築・必要なカスタマイズを実施
  • 決済・物流・外部システムとの連携設定
  • 商品登録・動作確認を行い、本番公開

オープンソースの場合

  • サーバー構築・システムのインストール
  • 機能開発やデザイン構築、カスタマイズ、セキュリティ設定
  • 決済・物流・外部システムとの連携設定
  • 商品登録・動作確認を行い、本番公開

ネットショップ売上最大化を目指すためのポイント

ネットショップ運営における究極の目的は何かと聞けば、誰しも「売上を伸ばすこと」だと答えられるでしょう。しかし「言うは易く行うは難し」で、ただやみくもに施策を打っても簡単に成果が出るものではありません。
ここでは、ECサイト運営において売上向上のために担当者が必ず知っておきたいポイントについて解説します。

売上向上のフレームワークを理解する

ECの売上は、基本的に

「集客数 × 購入率(CVR) × 購入単価」

という3つの要素で成り立っています。これはネットショップ運営を考える上で欠かせない重要なフレームワークです。

集客数 ショップにどれだけ多くの人が訪れているかを示す指標です。SEOやWeb広告、SNS運用など、主に「人を呼び込む」施策がここに影響します。
購入率 訪れたユーザーのうち、実際に購入に至った人の割合です。商品の訴求内容や商品ページの分かりやすさ、使いやすい購入導線、信頼感のある情報設計などが購入率に大きく関係します。
購入単価 1回の注文当たりの金額を指します。セット販売や関連商品の提案、送料無料ラインの設計などがこの数値を左右します。

ただ「売上を伸ばす」と言われてもどこか漠然としていますが、このように売上を構成する要素ごとに分解して考えると、「今、どの要素に課題があるのか」「どんな施策を行うべきか」が明確になります。そして無駄の少ない効率的な売上改善につなげられるのです。

徹底した集客強化(SEO・Web広告・SNS連携)

どれだけ良い商品やサイトを用意していても、そもそも見てもらえなければ売上にはつながりません。安定した売上成長を目指す上で、継続的に集客数を伸ばしていく取り組みが不可欠です。
ネットショップの代表的な集客施策に、SEO対策・Web広告・SNS連携の3つがあります。これらはそれぞれ役割が異なり、単体で行うよりも組み合わせて活用することでより高い効果を発揮します。
また施策そのものだけでなく、それを制限なく実行できるシステム環境も重要な要素です。これについてはシステムの自由度が高いオープンソースが、集客施策の幅と深さを大きく広げてくれる存在となります。

SEO対策

SEO(検索エンジン最適化)は、Gooogleをはじめとした検索エンジン経由で継続的なサイト流入を生み出すための土台となる施策です。
ASP型のECシステムだと内部構造やURL設計、細かな表示制御などに制限があるため、思うような最適化ができないケースも少なくありませんが、オープンソースならサイト構造そのものをSEOに強い形に自由に調整できるため、コンテンツマーケティングと連動した中長期的な集客戦略を描きやすくなります。

Web広告

短期間で集客数を伸ばしたい場合に有効なのがWeb広告です。リスティング広告やSNS広告はターゲティング機能も優れており、狙ったユーザー層に効率よくアプローチできます。オープンソースのECシステムであれば、広告プラットフォームとのAPI連携による高度な効果測定やリターゲティング広告の精度向上など、自社の戦略に合わせた柔軟な運用が可能です。

SNS連携

SNS連携は、自社や商品のブランド・世界観を伝えながらファンを増やしていく施策として昨今特に重要性が高まっています。
キャンペーンの実施やUGC(ユーザー生成コンテンツ)の活用など、トレンドの変化が早い分野ですので、施策をスピーディーにシステムへ反映できる環境が求められます。これもオープンソースでのEC構築により外部ツールや新しいSNS施策との柔軟な連携が可能で、より機動力のある集客展開を目指せます。

CVRを高める独自の機能改善

CVR(コンバージョン率)とは、サイトを訪れたユーザーのうち、実際に購入に至った人の割合を指します。Web広告などで集客した見込み顧客をいかにして商品購入まで導くか。その確率を上げるためには、ECサイトの改善施策が非常に重要です。
この成否を分けるのが、テンプレートや仕様に縛られず、細かな改善を積み重ねられるシステム環境かどうかという点です。

商品詳細ページの作り込みは、CVR改善の中核となる要素です。写真や動画、スペック、使用シーンなど、購入前に知りたい情報は商品ごとに異なります。商品の魅力が最も伝わるレイアウトや表現を追求しましょう。
ユーザーのリアルな声を紹介するレビュー機能も、ECサイトにおける購買判断を後押しする重要な要素となります。投稿時のポイント付与や評価の見せ方、写真付きレビューの優遇など、「書きたくなる」「読みたくなる」仕掛けを組み込むと効果が高まります。
オープンソースのECシステムは、こうした様々な要素をテンプレートに縛られず自由かつ柔軟に設計・調整できる点が大きな魅力です。

また決済方法の多様化・最適化もCVR改善のためには見逃せません。自分がいつも使っている決済手段がないだけで「他のサイトも探してみよう」となるケース、皆様も経験ありませんか?ターゲットに合わせて決済方法を自由に追加・調整できる環境は、機会損失の防止につながります。

そして、こうしたUX/UIの改善は一度やって終わりではなく、継続的な取り組みが必要です。CVR改善は、仮説と検証を繰り返す運営活動。購入導線の短縮やカゴ落ち対策などを、データに基づいて検証・改善できる環境がCVR向上を支えます。その基盤として、施策の自由度が高いオープンソースのECシステムは長期的な成長を支える有力な選択肢と言えるでしょう。

購入単価を上げる戦略とLTVの追求

売上を伸ばすためには、集客数や購入率だけでなく、「購入単価(1回の購入あたりの金額)を高める」という視点も欠かせません。
購入単価向上の代表的な施策が、クロスセル・アップセルです。ECサイト上で「この商品を買った人は、こちらも一緒に購入しています」といった提案をされるのは今や当たり前になっています。
この提案効果を高めるには自社の商品特性に合ったロジック設計が重要になりますが、オープンソースのECシステムなら、商品同士の関係性や購入履歴をもとにより納得感のある提案を行うためのカスタマイズも可能です。

また、セット販売や定期購入、頒布会などの販売形態の導入は、購入単価アップだけでなく顧客との継続的な関係構築にもつながり、これはLTVを高め安定したEC運営を行うための基盤となります。
※LTV(顧客生涯価値):1人の顧客が企業との取引開始から終了までにもたらす利益を示す指標

定期購入・サブスクについてはこちらのコラムで詳しく解説しています。

LTVを高める上で重要な要素に「パーソナライズ施策」があります。会員ランクや購入履歴といった顧客データを活用して、内容を出し分けたメルマガ配信やレコメンドなどのアプローチを行うもので、これにより顧客には「自分に向けた提案」と感じてもらいやすくなります。
こうしたLTV向上の本質は、顧客データを長期的な資産として活用できるかどうかにあります。データを蓄積・分析しながら施策に反映できるシステムの構築が、継続的な売上向上の基盤となるのです。

「ネットショップ運営代行」という選択肢も

ネットショップ運営を成功させるためには、集客施策、サイト改善、在庫管理、顧客対応など継続的に取り組むべき様々な業務があります。それもただ漠然とこなしていれば良いのではなく、前章でお示ししたようなポイントを押さえながら売上最大化を目指さねばなりません。その大変さは、実際にショップを運営されたことのある方はよくご存じかと思います。

「やはり自社だけでやりきるのは難しそう…」
「社内リソースが足りず、施策まで手が回らない」

そのように感じるご担当者様もいらっしゃるかもしれません。
そうした方にぜひ知っていただきたい選択肢の一つが、「ネットショップ運営代行」サービスの活用です。

ネットショップ運営代行とは、EC事業に関わる業務の一部または全部を専門会社に委託するサービスです。上述したような日常業務だけでなく、会社によっては広告運用やマーケティング施策まで幅広く支援してくれます。
運営代行サービスの利用により、EC担当者様は自社の強みである商品企画やブランド戦略に集中でき、効率的かつ安定した運営体制を構築できます。

実績豊富なEC運営のプロフェッショナル「ルビー・グループ」

イーシーキューブのグループ会社の一つであるルビー・グループ株式会社は、ECの運営代行を専門に行うプロフェッショナルカンパニーです。
10年以上の豊富な実績を持つ同社では、一般的なフルフィルメントに加えて、その前段階にあたるECサイトの構築・デザインや「ささげ」業務、開業後のマーケティングまで一括対応。各プロセスで専門のプロフェッショナルがサポートしますので、社内に十分な体制が整っていない場合でも安心してEC事業をスタート・拡大していただけます。
※フルフィルメント:ECサイトにおける商品の仕入れ・在庫管理・受注処理・ピッキング・梱包・出荷・顧客対応などのバックヤード業務を外部委託するサービス

ご関心のある方はぜひ公式サイトをご覧ください。

戦略面から支える「ECビジネスグロース支援サービス」

EC運営代行が運営実務をサポートするサービスなのに対し、当社の「ECビジネスグロース支援サービス」は、戦略立案や課題分析を中心に「売れる仕組み」を構築するECコンサルティングサービスです。

本サービスの中核となる「EC売上グロースプログラム」では、ECサイトの現状を分析し、

  • マイクロモーメント(今すぐ行動したくなる瞬間)
  • 行動随伴性(行動後の体験設計)
  • 機能的・情緒的・自己実現という3つのベネフィット

という視点から課題を整理し、実践的な改善策をご提案します。

コンサルティングは26年以上のWeb業界経験と豊富な分析実績を持つ専門アドバイザーが担当。戦略立案からデータ分析、マーケティング施策の具体化まで、EC事業の成長フェーズに応じた実効性の高い支援を行います。
さらに、DX人材不足に対応する内製化支援や物流・バックヤード業務の最適化支援まで対応。EC-CUBEで培った知見と技術力を活かし、皆様のECビジネスの継続的な成長をサポートいたします。

「グロース支援サービス」について詳しくはこちらをご覧ください。

「他社と違う売り方」で成功を導いた事例に学ぼう

ECサイト運営の基本的な施策内容や成果を上げるためのポイントを詳しくご説明してきました。少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
こうした知識情報は、ただ持っているだけでなく、実践しなければなりません。理論やフレームワークを理解するだけでなく、実践の中でどのように工夫され、成果につながっているのかを知れば、自社に置き換えた検討もしやすくなるはずです。

そこで本章では、様々な業界から、独自のビジネスモデルを実現し大きな成功を収めたECサイトをご紹介します。いずれも、システムの特性を活かしながら自社ならではの運営を実現している事例です。これからECに取り組む方や、さらなる成長を目指す方にとって多くのヒントが得られるでしょう。

成功事例のご紹介

ドトールコーヒー

全国に1,200店舗以上を展開するコーヒーチェーン・ドトールコーヒー様は2021年に「ドトール オンラインショップ」を開設。これまで店頭限定だったコーヒー豆や関連商品を自宅やオフィスから購入できる仕組みを整え、購買の利便性を高めています。

成功のポイントは、リアル店舗とECのシームレスな連携です。「いかにして新鮮な状態のコーヒー豆をお届けするか」を追求する同店は、実店舗からの注文分を工場で生産・納品できる既存のインフラとEC側の情報と連携。工場・倉庫の稼働日も考慮して配送日にベストな状態で届けられるシステムを構築しました。
さらに店舗で利用できるプリペイドカードをECサイトと連携。オンライン・オフライン双方の体験価値を高めています。
既存の業務フローやシステムを変えずにEC側を柔軟に連携させたDXの好例です。

詳しくはこちらをご覧ください。

ビタブリッドジャパン

健康・美容分野の商品を展開するビタブリッドジャパン様は、創業わずか9年で年商125億円を突破した成長著しいD2Cブランドです。その躍進の理由は、事業の成長スピードに合わせてECシステムをリアルタイムに拡張し続けられた点にあります。

サイト開発にあたっては最初からオーバースペックに作りすぎず、「小さく始めて、当たったら大きく育てる」という方針を堅持。利便性の高い定期購入機能、LP一体型のエントリーフォーム、返品の自動処理、対応履歴メモ管理機能など様々な機能追加を重ねてスピード感ある事業拡大を実現しました。
ASPなど柔軟性の低いプラットフォームではこうした対応は難しかったでしょう。変化の激しいEC事業において、拡張性と柔軟性を備えたプラットフォーム選定が成長の成否を分けることを示しています。

詳しくはこちらをご覧ください。

ONLY ONLINE STORE

全国に30店舗以上を展開するアパレル企業・株式会社オンリー様は、Web上でオーダースーツの注文ができるECサイト「ONLY ONLINE STORE」を開設・運営しています。

Webシミュレーターでは、膨大な情報の中から自分に合った素材や色・柄をスムーズに選べるようUIを徹底研究。ユーザーの身長・体重などをもとに採寸情報の平均値を表示する機能を搭載し、ユーザーが注文しやすくなるよう細やかな工夫を重ねています。さらに実店舗とECサイトで会員ごとの採寸データを共有できるようにするなどの取り組みにより、実店舗でしかできないと思われていた「細かな採寸・カスタムオーダー」の完全再現に成功しました。
既存のカートシステムの仕様に合わせるのでなく、顧客が求める体験に合わせてシステム側を作り替えることで無二のビジネスモデルを実現できるのです。

詳しくはこちらをご覧ください。

なぜ彼らは成功できたのか?共通する「ある選択」

EC-CUBE公式サイト

前節で紹介した3つの成功事例は、業種や規模は異なりますが、明確な共通点があります。それは、オープンソースECプラットフォーム「EC-CUBE」を基盤にシステムを構築しているという点です。

彼らがECサイトに求めていたのは、単なるオンライン販売の場所ではなく、「実店舗の体験を再現する高度なUI」「複数の販売チャネル同士の連携」「急成長に耐えうる拡張性」など、自社のビジネスモデルを100%表現できる自由なプラットフォームです。
ASPやECパッケージでは提供された機能・仕様の範囲内での運営が前提となり、どうしても実現できないことや妥協せざるを得ない部分が生まれますが、オープンソースのEC-CUBEではそうした制約がなく、自社独自の価値を最大限EC上で実装できます。
自社の強みや競争力を 最大化するためにシステムをビジネスに合わせるという選択をした企業がその土台にEC-CUBEを選び、結果として大きな成果を上げ続けています。

だからこそEC-CUBEは、本気で「ECを事業の中核に据えたい」「長期的に育てていきたい」と考える企業から、今も選ばれ続けているのです。

成長し続けるEC運営のために

本記事では、ネットショップ運営に必要な日々の実務から、売上向上の考え方、さらには実際の成功事例までを通して、EC事業を継続的に成長させるためのポイントをご紹介してきました。

EC運営は数多くの業務と判断の積み重ねによって成り立っており、売上を伸ばすためには「集客数」「購入率」「購入単価」それぞれの改善に、継続的に取り組んでいく必要があります。
一方で、どれだけ正しい施策を理解していても、それを実行し続けられるシステム環境がなければ、成長はいずれ頭打ちになります。そしてASP/SaaS型のECは手軽に始められる反面、事業拡大に伴う業務の複雑化や独自施策への対応には限界があるのが実情です。

その点、オープンソースECプラットフォームであるEC-CUBEは、ビジネスの成長に合わせて機能や仕組みを柔軟に拡張できます。ECサイトに必要な要素を備えた基本機能をベースに、ソースコードの編集や1,100以上のプラグインによるカスタマイズが自在。サイトの全要素にオリジナルのデザインを適用でき、基幹システムや外部サービスとの連携も可能です。独自の業務フローや販売モデルに合わせてECサイトを自由に進化させられます。
さらにサイトを構成するソースコードや蓄積した顧客・購買データは全て運営者の「資産」として長期的に活用できます。

ネットショップは、最初から大きく始める必要はありません。しかしもし「将来はもっと売上を伸ばしたい」「独自のビジネスモデルを実現したい」「ECを事業の中核に育てたい」といった明確なビジョンをお持ちでしたら、プラットフォーム選びは最初から拡張性を重視すべきです。
小さく始めて、確かな手応えを得ながら着実に育てていく。その成長の土台として、自由度と資産性を兼ね備えたEC-CUBEは、長く付き合えるパートナーとなるはずです。

監修

株式会社イーシーキューブ

国内No.1シェアを誇るEC構築オープンソース「EC-CUBE」の開発元企業です。親会社の株式会社イルグルム(東証スタンダード市場上場)とも連携し、戦略立案から構築・運用・マーケティングまでワンストップのEC支援を行っています。これまで数多くのEC構築・改善を手がけてきた知見を活かし、実務に役立つノウハウや導入事例などを分かりやすく解説・発信しています。「ECサイトをどう作ればいいのか分からない」「既存サイトをもっと強化したい」「ECサイトの運営について詳しく知りたい」…そんなお悩みをお持ちの方々に、少しでもヒントとなる情報をご提供できれば幸いです。
※ 独立行政法人情報処理推進機構「第3回オープンソースソフトウェア活用ビジネス実態調査」による

#集客・販促・運営

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