圧倒的な商品数と直感的な操作性を両立!EC-CUBEの拡張性で実現した、タックルベリー流“中古釣具ECの理想のかたち”
複雑な要件も100%叶える。
ベンダー依存を脱却し、自社専用EC基盤を。
全国216店舗(※2026年2月末時点)を展開し、新品・中古釣具の販売・買取を行う株式会社タックルベリー様。同社が運営するECサイト「@ベリーネット」は2024年12月、大規模なリニューアルを実施しました。EC-CUBEの柔軟なカスタマイズ性を活かした今回のリニューアルでは、ユーザーの利便性向上に徹底して注力。直感的な操作感やスムーズな商品検索を実現し、スマートフォンからもより快適に買い物を楽しめるサイトへと生まれ変わりました。常時10万点以上の在庫を抱える大規模ECサイトで、一体どのような工夫がなされたのか?タックルベリー社側の菊地さん・稲垣さんと、リニューアルを支援した株式会社YTC・PLUSの川上さん・酒井さん・原崎さんに、その舞台裏を伺いました。
お客様情報
株式会社タックルベリー
中古釣り具の買取・販売に加え、新品釣り具の取り扱いも行う専門店「@タックルベリー」は国内外で200店舗以上。ECサイト「@ベリーネット」、釣り具オークションサイト「TBオークション」を運営するほか、オリジナル商品開発、管理釣場の運営など多彩な事業を展開中。中古釣具販売シェアNo.1を誇る。
開発パートナー情報
株式会社YTC・PLUS
お客様と直接会うことを大切にし、本質を見極め、必要なものだけをご提案。 中小企業から外郭団体まで幅広く、約1300社のWebサイト構築や運営を担当。ECシステム(EC-CUBE)のカスタマイズ構築からオリジナルシステムの開発、アプリ開発などを得意とするWeb支援会社です。
ECでも“信頼される中古釣具の販売”を実現するために
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まずはタックルベリー様の事業とECサイト「@ベリーネット」について教えてください。
- 菊地 様:
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私たちタックルベリーは海外5カ国を含む全国216店舗(※2026年2月末時点)を展開する釣具専門のチェーンです。新品と中古の釣具を販売・買取しており、創業当初は中古品が中心でしたが、近年は新品にも力を入れています。
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ECサイト「@ベリーネット」はいつ頃開設されたのでしょうか。
- 菊地 様:
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私たちは新品・中古釣り具の販売と買取を通じて、釣りを愛する全ての人々と向き合ってきました。その理念をオンラインでも体現すべく運営しているのがECサイト「@ベリーネット」です。
ECサイトの運営は2009年にスタートしました。当時はまずプレオープンというかたちで小規模に展開し、2010年4月にグランドオープン。この時点で全国の店舗の在庫をECに掲載できる体制を整えました。システムは、当時サイト構築を依頼していた企業のソフトウェアパッケージをベースに、当社用にカスタマイズしたものを使用。以降、長年にわたってそのプラットフォームで運用してきました。
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ECサイトでは新品販売に加え、全国の店舗が保有する中古品の販売も行っていらっしゃいます。特徴的だと思うのですが、どのような仕組みで成り立っているのでしょうか?
- 稲垣 様:
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ECサイト開始前から社内に「在庫共有」というデータ共有システムと、店舗間で在庫を取り寄せできる仕組みがありました。それを活用しているかたちです。
全国店舗の中古品在庫に関する情報は、店舗のPOSから本部のサーバに集約されます。その後、@ベリーネットで販売可能な要件を満たす商品を公開します。
「商品が探しづらい」「説明が見づらい」スマホ時代の壁に直面しリニューアルを決意
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2024年にECサイトを全面リニューアルされていますが、そこに至ったきっかけや課題を教えてください。
- 菊地 様:
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一番の理由は、お客様の利用環境の変化です。現在ではアクセスの約8割がスマートフォンやタブレットからになっていますが、当時のECサイトはPCでの閲覧を前提に設計されていたため、モバイル環境では操作性や視認性に課題がありました。特に「商品が探しづらい」「説明が見にくい」といったお声は、以前からいただいていて、早急に対応する必要があると感じていました。
また釣具という商材はアイテム数が非常に多く、@ベリーネットでは常時10万点以上の中古在庫を扱っています。これらの商品をいかにストレスなくお客様に届けられるか。これは大きな課題でした。
それらを解決するために、ユーザーインターフェース(UI)とユーザー体験(UX)をゼロから見直し、スマホでも「探しやすく」「分かりやすく」「買いやすい」サイトを目指してリニューアルに踏み切りました。
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ECサイトの刷新に伴い、ECプラットフォームも見直されたのですね。
- 稲垣 様:
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元のシステムが古くなっていたので、新たなプラットフォームの採用を検討しました。前提として、旧サイトでは本部の基幹システム、店舗のPOS、そしてEC販売システムが一体化した独自パッケージを使っていたため最新の技術トレンドに対応した改修対応が難しいという問題がありました。
そこで今回のリニューアルでは、次の点を重視してプラットフォームを再検討しました。- 既存の決済システム(SMBC GMO PAYMENT)とスムーズに連携できること
- セキュリティ要件を考慮したオンプレミス運用ができること
- 初期費用・運用コストのバランスが良いこと
- オープンソースでカスタマイズ性が高いこと
フルスクラッチでの開発も検討したものの、コストや拡張性を総合的に比較した結果、EC-CUBEを採用することに。EC-CUBEはオープンソースで自由度が高く、プラグインも柔軟に開発できる点が大きな魅力でした。
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リニューアルを担当されたYTCさんとの出会いについて教えてください。
- 稲垣 様:
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YTC・PLUSの皆さんは、最初の打ち合わせの時点から安心感がありました。対応が非常に誠実で、こちらの複雑な要望に対しても的確かつ柔軟な提案をしてくださったんです。「ここに任せれば安心だ」と確信して、正式にお願いしました。
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ECサイト構築にあたり、大変だったことは何でしょうか?
- 川上 様:
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EC-CUBEのカスタマイズだけでなく基幹システムとの連携、業務フローの最適化など多岐にわたる課題があり、特に難しかったのは、EC-CUBEのプラグインではない決済方法を引き続き使用したいというご要望への対応です。複数回の打ち合わせで一つずつ懸念点をクリアにしながら進め、最終的には基幹システムの連携も現状維持を優先する形で対応しました。
- 酒井 様:
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基幹システムの連携においては業務フローから丁寧に洗い出し、API連携を組み込む設計を行いました。開発はウォーターフォール型で進行しましたが、タックルベリー様の既存業務に負担がかからない設計にすることを大切にしました。
今回のプロジェクトは、これまで手がけてきた中でも最大規模のリニューアル案件だったので、当社でも貴重な経験となりました。
リニューアルの成果──「直感的で安心できる中古購入体験」の実現
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リニューアル後の反響はいかがでしたか?
- 菊地 様:
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リニューアル後、お客様からは非常にポジティブな反応をいただいており、サイト内での回遊が格段にスムーズになりました。EC-CUBEの高いカスタマイズ性を活かし、検索条件の細分化など「誰にとっても迷わず、直感的に操作できるデザイン」を徹底して追求したことで、10万点以上の商品の中からでもストレスなくお買い物を楽しんでいただける環境が整ったと実感しています。 実際にお客様からも「画面がすっきりして見やすくなった」「欲しい商品がすぐに見つかるようになった」といったお声を数多くいただいています。
加えて、中古商品に対して「写真や説明が丁寧で安心できる」との反応も増えました。
また、「@ベリーネット」独自の仕組みとして、中古商品購入の決済前に状態を確認できる「確保依頼」を導入しています。オンライン在庫はリアル店舗での展示商品であることが多いため、店舗側は異常の有無を確認でき、お客様は支払い前に気になる点を質問することが可能です。このプロセスは、中古商品を安心してご購入いただくための当社ならではの工夫であり、購入の流れを分かりやすく伝えることで、お客様にさらに安心してご購入いただけるようになっています。
お客様からのうれしい反応は、私たちが目指していた“ECでも信頼される中古釣具の販売”が実現できている証と感じています。
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リニューアルサイト構築時のこだわりと、EC-CUBEに感じたメリットをご紹介ください。
- 原崎 様:
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こだわったところはたくさんあるのですが、特に商品検索画面の設計には注力しました。
旧サイトでの課題をおうかがいした際、タックルベリー様からは「商品を探しやすくしたい」とのご希望が強かったので、検索条件の細分化を行い、目的の商品に出会いやすい導線を構築しました。
一方で旧サイトの機能の完成度が高かったため、EC-CUBEにそのまま移行する項目も多かったのですが、その移行作業や決済のリカバリー処理の実装などには苦労しました。
- 酒井 様:
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EC-CUBEの良いところは、信頼性のあるカートシステムとして単体で存在しているところです。安定性が高くカスタマイズの幅が広いおかげでさまざまな条件に対応できるところにメリットを感じますし、タックルベリー様のようにビジョンが明確なクライアント様にとって、細かい要望を実現できる柔軟さは大きな強みだと思います。
私たちとしては今後の運用においても丁寧なヒアリングを続け、最新技術を活用した最適な実現方法を提案していきたいです。
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事業の今後の展開についてお聞かせください。
- 菊地 様:
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ECサイトでは、モデル名やジャンル別の検索機能、初心者ナビゲーション、クーポン活用、オークションサイト連携、海外販売、AIによる検索補助など、まだまだ挑戦したいことがたくさんあります。
YTC・PLUSの皆さんは、こちらの希望をしっかりと形にしてくださるので本当にありがたいですね。これからも一緒にECサイトをどんどん進化させていきたいと思っています。
また実店舗では、最近、釣りを始めたいけれどもやり方がわからないという方に向けた「初めての釣りクラブ」という体験教室を始めました。オンラインでの事前レクチャーと実際の釣り体験を組み合わせたサービスなのですが、こういったオンラインとリアルの融合で、これからも釣りの魅力を広げていきたいと考えています。
開設以来15年の運用で蓄積されたノウハウをベースに、ユーザー体験向上を目指してリニューアルされたという「@ベリーネット」。スマホ対応や業務効率、そして“釣具ならでは”の体験を高めるために選ばれたのがEC-CUBEだったというのはたいへん光栄です。柔軟性と拡張性を最大限に活かしつつ、オンラインでも安心して中古釣具を選べるECサイトを実現されたタックルベリー様。これからも釣りを愛する全ての人のために進化を続ける@ベリーネットに注目です。