EC-CUBE 2020年 の振り返り
こんにちは。EC-CUBE Advent Calendar 2020最後は、毎年恒例の今年の振り返りです。
2019年の暮れに経済産業省からEC-CUBEに関する注意喚起が発表され、EC-CUBEの店舗様をお守りするためのセキュリティ啓蒙と対策を全力で行っていくべくスタートした今年、2020年。それから早々に、コロナ禍という未曾有の状況が訪れ、今も先が見えないまま2020年が終わろうとしています。
そんな中ではありますが、ECを生業とするEC-CUBEだからこそできること、世の中に対してお役立てることを考え、行動してきた1年になりました。
何もかも変わっていったこの1年、関わっていただいた多くの皆様に感謝を込めて、改めて今年1年を振り返ってみたいと思います。
1月~3月
1月23日、まだコロナ禍に入る前に毎年恒例のパートナー新年会を開催しました。
キャッチコピーは「ワンツースーリーで、つながる・ひろがる・たかめあう」
今年はパートナー、コミュニティの皆さんと一緒により一層繋がりながらお互い高め合っていこう、そんなことを100名以上のパートナーと共有できた新年会でした。
この新年会から1年も経ってませんが、とても懐かしい感じがします。
今見たら、密ですね。早くこういった会をまた開ける時期が来てほしいと願うばかりです。

今年の1月、2月はセキュリティ啓蒙や対策を実施し、セキュリティチェックリストの配布や、セキュリティチェックリストベースで自動でチェックしてくれるツールの開発など、実施しました。

2月以降はコロナ禍となり、株式会社イーシーキューブは徐々にリモートワークに移行。2月末には政府方針に従い、完全リモートワークに移行しました。
そして、12月現在も、リモートワークを基本として業務を行っています。

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4月~6月
世間も自宅待機一色となり、それに伴い、ECの活用が急激に高まったのがこの春以降だったと思います。
EC-CUBE店舗の売上のみならず、EC-CUBEでのサイト構築需要も急速に高まり、ダウンロード数の増加、ec-cube.coの申込数の増加、そしてオーナーズストアでのプラグイン売上も過去最高を記録するなど記録的な時期になりました。それ以降、現在に至るまで、ECのサイト構築需要は引き続き高い状態ではあります。



もちろん、EC-CUBEやEC業界が順調だから良し、と思っていたわけではなく、このコロナ禍で何か事業社様をご支援できないか、そんなことを考えながらさまざま試行錯誤し、サービスの期間限定無料提供など、できるところからのご支援を行ってきています。

7月~9月
夏になり、コロナも少し収まってきつつあった中、2010年から運用を開始した、Xでは2000ツイートに到達。
そして、2006年EC-CUBEが誕生してから14年を迎えました。


それともう一つ、重要なリリースがありました。
WebAPI正式版のリリースです。EC-CUBE2系、3系でもAPIのβ版までは出せていたものの正式版が出ることはなく、これまで来てしまいましたが、2020年の今年、ついにWebAPI正式版をリリースすることができました。
これで、EC-CUBEと外部サービスとの連携がしやすくなり、より拡張性の高いプラットフォームへ進化していけると期待しています。

10月~12月
2020年10月から(株)イーシーキューブは新しい期に入りました。
コロナ禍で激動の今、我々も変革していくにあたり、ここからを第2創業期と位置づけて進めていくことを決めました。
10月、11月はその表れだと考えていますが、多くのプレスリリースを出しました。
- コロナ禍における急速なECシフトへの支援として、[課題解決手段の提示]と[最適なパートナー紹介]を行う【EC-CUBE公式オンライン相談窓口】を開設(2020/10/09)
- 「はじめてのオンラインショップ 支援プログラム」に、Grow with Google パートナーとして参画。中小企業向けにオンラインショップ立ち上げ支援開始へ。(2020/11/04)
- 株式会社イーシーキューブ、株式会社オリエントコーポレーションと資本業務提携で基本合意。クラウド版「ec-cube.co」で企業のDXを支援。(2020/11/04)
- EC-CUBEで Google ショッピング タブの無料リスティング が利用可能に。クラウド版「ec-cube.co」で機能提供開始。
- 政府CIO補佐官 市谷聡啓氏のDX推進アドバイザー就任を発表。EC-CUBEを活用した「ECを中心としたDX」を全国企業に広く推進へ。(2020/11/13)
- EC-CUBE、ネットショップ動向調査において「月商1000万円以上で利用されているカートシステム」利用数でNo.1を獲得。現Web担当者満足度も高評価。(2020/11/20)
Googleさんとの取り組みや、オリコさんとの取り組み(12月からは正式に取り組み開始となっています)、DX推進アドバイザーに市谷さん就任、など、今後のEC-CUBEを語る上で、非常に大切な取り組みがスタートしています。
また、同時に過去から積み上げた実績として、EC-CUBEが月商1000万以上の店舗で利用されているプラットフォームでNo.1の称号(1000万円未満でも第2位でした)もいただき、これまで進めてきた成果を第3者機関から認定もしていたけました。
これも、EC-CUBEを共につくり、広めていただいているパートナーやコミュニティの皆様のおかげだと思います。本当にありがとうございます。



そして、12月には、EC-CUBEの次期バージョンのβ版EC-CUBE4.1β版もリリースいたしました。

これから、そして来年も更なる変革へ向け、新しい取り組みや、新しいプロダクトをもって進めていけることにワクワクしています。
まとめ
振り返ると色々なことを行っては来ていますが、印象としてはコロナ一色の一年だったかと思います。
そんな中、ECの需要は伸び、EC-CUBEの既存店舗様、そして、新しくたくさんの店舗様がEC-CUBEをご利用いただくことができました。
これまでやってきたことを評価もしていただき、今までもそして今年、沢山の方々のお役に立てたのではないか、そう思うと今年色々大変ではありましたが、頑張ったかいがあったかなとしみじみ思ったりしています。
そして、イーシーキューブは改めて、今からを第2創業期として進めており、来年さらに変革の年にすべく鋭意進めてまいります。
今年最後となりますが、来年も引き続き、新しいイノベーションをパートナーの方々と共に起こしていくこと、そして、EC-CUBEを使っていただいている方の安心・安全、売上UPにも貢献していきながら末永く成長をささえていけるようにすることを念頭に、精進してまいりたいと思います。
来年もよろしくお願いします!!
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