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ネットショップ開業の仕入れ完全マニュアル

ネットショップ開業の仕入れ完全マニュアル

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新型コロナウィルス感染症による外出や営業自粛の影響でネットショップの需要が増加し、今まで店舗販売のみだった多くの中小企業や個人事業主がネットショップを新たに開業しました。

これからネットショップを開業したいとお考えの方は、いざネットショップを開業しようとしても、具体的な開業方法・商品の仕入れ方法・仕入れ先など、迷わる方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、本記事では「ネットショップの開業の仕入れ完全マニュアル」と題してご紹介していきます。

ネットショップの仕入れ方法の基本

まずは商品の仕入れについてです。商品の仕入れ方法はさまざまで、大きく次の6種類に分けられます。

  1. ① ネット仕入れ
  2. ② 海外から仕入れる
  3. ③ メーカー仕入れ
  4. ④ 問屋街からの仕入れ
  5. ⑤ 展示会仕入れ
  6. ⑥ ドロップシッピング

仕入れ方法により、それぞれメリット・デメリットがあるため、自分の販売スタイルにあった最適な方法を選択しましょう。

① ネット仕入れ

インターネットを利用したオンライン操作のみで仕入れる方法です。商品選びから支払いまでをスマホまたはパソコン1台で完結します。利用方法は簡単で、仕入れを行いたいWEBサイトにアクセス後、簡単なアカウント作成や支払い方法を登録するだけです。

無料会員登録をするだけで、取り扱っている商品確認ができるサイトが多く、複数のサイトへ登録しておいて自分の仕入れたい商品を探すことができます。またケース単位での仕入れではなく、1点から取り扱えるというもの魅力的で、初期投資を抑えたい場合にも便利です。

ただし、商品状態の確認方法が仕入れサイトの写真でしか判断ができないというデメリットもあるため、仕入れの際は注意が必要です。

② 海外から仕入れる

日本に住みながら海外の商品を仕入れる方法があります。国内のネット仕入れ同様、海外サイトから仕入れる方法です。

海外サイトから仕入れを行うことで日本にはない商品を取り扱うことができ、ライバルとの差別化に繋がります。また、日本にある商品が海外では安く流通している商品が多いため、安く仕入れることが可能です。たたし、海外サイトは取引時に日本語が使用できないため、購入時やメール・チャットでのやりとりに中学生レベルの英語が必要になります。翻訳サイトなどを活用すると良いでしょう。

③ メーカー仕入れ

商品の製造会社から直接仕入れる方法です。メーカーに直接連絡を取り卸価格で仕入れができるように交渉が必要です。メーカー契約を結ぶことができれば、長期的な取引に期待ができ他の仕入れ方法よりも安く商品の購入ができます。

本来はメーカーとの間に問屋や小売業が入っているため、6割〜8割程度の仕入れ価格が掛かりますが、メーカーから直接仕入れる場合は5割程度での仕入れが可能です。

ただし、メーカーから仕入れるためには、商品をロット単位で購入する必要があります。そのため、資金力が必要になるうえ、仕入れまでの道のりも長く契約が取れるまで各社にメール交渉を行いながら検討してくれるメーカーを探す手間がかかります。

④ 問屋街からの仕入れ

問屋がメーカーから直接仕入れた商品を仕入れる方法で、問屋からはメーカー小売り希望価格の6割〜8割程度で仕入れることが可能です。数量限定商品やネットショップからは購入できないような商品も仕入れることができ、ライバル業者との差別化を図ることに繋がります。

賞味期限が1年未満に達した商品を格安で売ってもらうことや、価格高騰が起こっている商品を優先的に確保してもらうことができます。

ただし、現金取引のみでクレジットカードや電子マネーでの取引ができないため、ポイント付与などの特典がなく、ロット単位での購入が必要になるため、資産に余裕のない人にはあまりおすすめできません。

⑤ 展示会仕入れ

展示会仕入れはたくさんのメーカーが集まるイベント会場にバイヤーとして足を運び、名刺交換や商談を通して交渉する方法です。有名な展示会に「東京インターナショナルギフトショー」などがあります。

展示会はメーカーが卸問屋や小売店に売ってもらいたい商品のPRを行うイベントです。実際の商品の展示や試食などを行い自社商品の宣伝を行います。また、展示会では、メーカー以上に多くのバイヤーが集まるため、気に入った商品があった場合には、名刺交換を行い後日商品サンプルが送られてくるといったやりとりが一般的です。

自分の交渉次第では、多くの商談を成功させることができ、長期契約の安定的な取引が見込めます。しかし、メーカーはネット販売を嫌がる傾向にあり、取引や商談に繋がらないこともあります。

⑥ ドロップシッピング

ドロップシッピングとは在庫リスクのない完全業務委託のオンラインビジネスです。完全業務委託のため、発送、梱包、メール対応といった作業をする必要がありません。流れとしては、ネットショップに登録した商品が売れた段階で、提携する業者から購入者へ直接商品が発送されます。最大の魅力は在庫リスクゼロで運用ができることです。

一般的な仕入れは商品を仕入れてから販売を行うのが基本ですが、ドロップシッピングでは商品が売れてから仕入れが始まるため、あらかじめ在庫を持った状態で販売する必要がありません。販売価格も自由に設定することができ、高い販売価格で商品が売れるとその分利益が確保できます。

ただし、魅力的に聞こえるドロップシッピングにもデメリットはあります。 ドロップシッピングは仕入れ価格が統一されており、どのネットショップも似たような価格設定になるため、ライバルサイトとの差別化が図りにくいことが挙げられます。また、登録は簡単に行えますが、登録後のメーカー交渉では実績がない個人事業主には不利になる場合が多く、一向に契約が決まらないこともあります。

以上、6つの仕入れ方法のご紹介でした。それぞれ特徴があり、必要な資金や時間も異なっています。ご自身のビジネスモデルにあう仕入れ方法を検討しましょう。

ネットショップの仕入れステップ

商品の仕入れ方法が決まったら、実際の商品の仕入れがはじまります。しかし、闇雲に商品を仕入れても、仕入れ値がメーカー希望価格や市場価格と変わらない場合は利益をあげることは困難です。販売商品の選定、選定した商品の販売状況、仕入れ先を決める、といった仕入れを行うには重要な基本ステップがあります。

1.商品選定

インターネット上で情報収集を行い、自分の興味のある商品ジャンルを選定します。なぜ、最初に興味のある商品ジャンルを選ぶ必要があるのかというと、興味のあるジャンルは商品知識の吸収が早く、ショップの継続にも繋がるからです。また、ライバルよりもその商品について詳しくなるためにも、興味のあるジャンルの商品選定は成功への近道になります。

2.販売状況のリサーチ

目星をつけた商品に詳しくなるために、徹底的なリサーチが必要です。リサーチにおいて重要なことは、トレンド性と競合性で、人気のある商品や流行商品は競合性が高くなります。

競合を避けライバル不在のニッチな商品を探すのも一つの手ですが、競合性の高い商品は、売りきれになっている場合も考えられるため、購入者よりも販売者の方が優位な立場になり販売がしやすくなることがあります。

このような点も考慮して、競合性やトレンド性を想定してリサーチを行いましょう。

3.仕入れ先を決める

商品選定・販売状況のリサーチを終えたあとは、実際に仕入れ先を決めます。
具体的な商品を決定し、目星をつけた商品の製造元・販売会社を調べて連絡を取ります。連絡先は商品パッケージの裏面などに記載されており、製造元・販売会社には連絡を取ることが可能です。

連絡後は卸価格での取引が可能であるかを確認したのち、取引条件や必要書類といった具体的な契約に進みましょう。

また、メーカーと交渉がうまくいかない場合にはネットで仕入れる方法もあります。ネットで商品を仕入れる場合は仕入れサイトから登録を行い、ネットショッピング感覚で簡単に商品検索が可能です。メーカーとの取引は基本的に現金のみですが、ネット仕入れの場合はクレジットカードが使用できるためポイントが貯まり、年間の仕入れ額が大きくなるにつれメリットにも繋がります。

ネットショップの仕入れ成功のポイント

ネットショップ開業において、仕入れは最重要ポイントです。せっかくメーカー契約が決まっても、商品が全く売れないというケースがあります。そういった場合には、商品選定から間違っている可能性も考えられます。

ネットショップの仕入れ成功のポイントは以下の3つです。

1.お客さんが商品に対して情熱を持てるか

商品選定の段階で、買い手が商品に対して情熱を持っているかを知る必要があります。理由は、売りたい商品に買い手が情熱を持っていない場合は基本的に需要がないことが多いからです。

例えばペットの例を挙げると、飼い主はペットに対して情熱を持っており、ドックフードなどの必需品以外にも洋服やアクセサリーを購入しようと考えます。この場合は飼い主がペットに対する情熱や愛情を持っているため、ドックフードや、洋服にも情熱があると考えられます。

2.リピート性のある商品

売れた商品が再度、同じ買い手から購入してもらえるようなリピート性も重要です。
トレンド商品は取り扱うとすぐに売ることができますが、単発の売り上げが多いこともあります。そのため、トレンド商品を取り扱う場合にもなるべくリピート性の高い商品選定を行うのが理想的です。

また、リピート性が高い商品は買い手が情熱を持っている商品ということでもあり、仕入れ成功のポイントにも繋がります。先ほどのペットの例を挙げると、飼い主はペットに愛情を持っているため、ペットフードのような必需品はもちろん、服やアクセサリーも定期的に購入するため、情熱とリピート性があるといえます。

3.在庫のバランス

一度に複数の商品を取り扱う場合、売り上げに応じて仕入れを行う必要があります。
理由は売上高を気にせず、これだけ売れるだろうという期待値だけで仕入れを行うと失敗する確率が高くなるからです。

仕入れは売り上げから仕入れを行うのが基本で、すぐに売れる商品もあれば、商品掲載から1ヵ月~6ヶ月で売れる商品もあります。商品の回転率を考慮せずに仕入れを行うと、在庫バランスが悪くなり、利益を出せずに赤字になってしまいます。そのため、仕入れを行う場合には売り上げに応じた仕入れを行い、在庫バランスを意識しましょう。

上記のポイントを意識して、商品選定や仕入れの内容を考えていきましょう。

ネットショップの仕入れサイト

ネットショップで絶対に失敗したくないのが仕入れサイトの選び方です。
商品の仕入れ値が市場価格や定価と変化がない場合は利益を生み出すことができず、商品販売が成立しません。また仕入れ値が安いからという理由だけで、仕入れ先を決めてしまった場合にも注意が必要です。

仕入れ先から低価格を理由に商品を大量発注すると、届いた商品の状態が悪かった、偽物が届き、気付かずに販売してしまった、というトラブルの原因になります。また、知的財産権の侵害でショップアカウントが停止になるリスクも考えられます。

ここではおすすめの仕入れサイトを6つご紹介します。

NETSEA(ネッシー)

飲料・食品、美容・健康・家電・PCといったオールジャンルを取り揃えている大型仕入れサイトです。登録や利用料は無料となっており、新しい人も参入しやすくなっています。また商品登録に使用する画像や説明文といった、必要な素材を提供してもらえるため、商品登録作業に時間がかかりません。

TopSeller(トップセラー)

25万点以上の商品を在庫リスクなしで販売できる仕入れサイトです。ドロップシッピングと比較されることが多いトップセラーですが、明確な違いがあります。それは、トップセラーは完全業務委託ではないということです。
ドロップシッピング同様、商品の出荷、撮影は委託しますが、メール、電話、クレーム対応は個人で行うことになります。メール対応では、メルマガを送ることでリピート獲得に繋がります。

卸の達人

卸の達人は、ダイエット、美容、健康をメインに扱う卸問屋です。ドロップシッピングを利用することで、在庫リスクゼロの取引が可能です。商品はメーカーから直接購入者に発送してくれるため、面倒な梱包作業や発送業務が必要ありません。また、仕入れサイトでは珍しくポイントが貯まるシステムもあるため、在庫リスクゼロ+ポイント付与により長期の運用が大きなメリットに変わります。

Ditt-Datt(ディット・ダット)

スウェーデンを中心とした北欧のデザイン雑貨を取り扱っている輸入卸専門会社です。北欧のおしゃれなテーブルウェアや文具、ムーミングッズなどが豊富に取り扱われています。北欧ジャンルの中でもかなりジャンルが細分化されており、商品数も多くショップのコンセプトが合っている場合はDitt-Datt(ディット・ダット)で仕入れるだけでアイテム数がそろいます。

Alibaba(アリババ)

アリババは中国国内向け卸売りECサイトで、安くて有名な中国商品をさらに安い価格で仕入れることができます。商品数が多く、1点からでも仕入れが可能なためネットショップ初心者からでも参入がしやすくなっています。

しかし、アリババで仕入れを行う際は代行業者を雇うことをおすすめします。理由は中国製品の不良品が多く、仕入れ後のトラブルの原因になる恐れがあるからです。代行業者が間に入っていれば不良品が出てもその場で弾いてくれますが、代行業者を利用しない場合は、日本まで不良品がそのまま届いてしまうため注意が必要です。

AliExpress(アリエクスプレス)

AliExpress(アリエクスプレス)は、中国の総合型仕入れサイトです。アパレル、電子機器、化粧品、健康用品、生活雑貨といった、幅広い商品ジャンルを取り扱っています。

日本人の利用が多いことから日本語サイトも用意されています。しかし、日本語サイトはあくまで英語を日本語に翻訳したものであり、精度は高くありません。また、取引時のチャットのやりとりなどは、英語もしくは中国語で行う必要があります。翻訳サイトなどを活用しましょう。

以上、おすすめの仕入れサイトをご紹介しました。

ネットショップ開業ならEC-CUBE

仕入れた商品を魅力的に見せて、ライバル店との差別化を行って販売していきたいときにおすすめのネットショップ構築システムがEC-CUBEです。

モール型のネットショップは手軽な反面、デザインや機能がシンプルでどれも同じようなモールに見えてしまいます。一方で、wordpressのような独自にデザインや機能を自由にカスタマイズするショップは構築スキル、人員、費用がかかります。

この2つの特徴の中間に位置するのが「EC-CUBE」です。EC-CUBEは構築自由なwordpressのようなカスタマイズ機能があり、モール型のような手軽さがあるネットショップ構築システムです。

セキュリティ・メンテナンスフリーのクラウド版EC-CUBEがおすすめ

低予算から始めたい人向けクラウド版EC-CUBE「Liteプラン」

「Liteプラン」は初期費用無料の月額6,800円で利用できるEC CUBEの独自プランです。
仕入れ資金を温存したい人におすすめのプランで、販売額が50万円以内の場合は、月額利用料6,800円と格安。また、契約後のプラン変更も可能なため、一度「Liteプラン」で始めて様子をみながら「Srandardプラン」に移行するのがおすすめです。

商品登録・データ容量が無制限

クラウド版「EC-CUBE」では、どの料金プランを選択しても商品登録・データ容量が無制限。
一般的なECサイトには、商品の登録数とデータ容量が決まっており、追加で料金を支払うことで上限数を増やす必要があります。また、商品登録はCSV(Excel)で一括登録が可能なためリストを作成しておくと、登録作業が簡単に行えます。

豊富なデザインテンプレートで独自デザインが可能

本格的なデザインテンプレートが続々登場、おしゃれなプロのデザインをベースに各ページやブロックの編集も可能です。テンプレートのデモサイトを確認することができるため、自分のショップのイメージに合うものを事前に確認することができます。

独自ドメインを設定できる

クラウド版EC-CUBEはSSL化に対応した独自ドメインの設定が行えます。独自ドメインを利用することでサイトURLを自分の店舗名にすることが可能です。店舗拡大時にも同じ名前のドメイン名にしておくことで、店舗の名前をお客さんに覚えてもらいやすくなり、リピーター獲得にも繋がります。将来を見据えて店舗拡大するなら独自ドメインでの運用はおすすめです。また、ドメインをSSL化することで、お客さんの個人情報やパスワードを保護することができ、セキュリティが向上します。

2週間無料でEC-CUBEを体験できる

クラウド版EC-CUBEは2週間の無料体験が利用できます。
いざ、ネットショップを開業してみて、ネットショップの構築内容が自分のイメージと合わなかった場合や仕入れの関係で開業を一旦見送りたいといった場合に利用すると便利です。

ネットショップ仕入れまとめ

今回はネットショップの仕入れ方法について解説しました。
簡単にまとめると、以下の流れになります。

  1. 1. 仕入れ方法を決める
  2. 2. 仕入れ先を決める
  3. 3. 仕入れ商品の選定
  4. 4. ネットショップ開業先を決める

直接メーカーや卸業者と契約できるのが理想ですが、まずは国内外の仕入れサイトに無料登録を行い、EC-CUBEをはじめとしたネットショップ構築サービスでネットショップを開業しましょう。これからネットショップをはじめたい、仕入れについて詳しく知りたいといった方のお役に立てることができると幸いです。

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