【アジア圏への越境ECをお考えの方へ】EC視点で見たベトナム・マレーシア特別レポート

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こんにちは。
株式会社ロックオン EC-CUBE事業部の永橋です。

今回は、ベトナムとマレーシア出張の際に、EC視点でみてきた2カ国の情報をお届けしたいと思います。
今後、アジア圏への越境やネットショップを考えている方の参考情報となれば幸いです。

ベトナム編

基本情報

1.言語

ベトナム語が大半です。
(英語も簡単なやり取りであれば、話すことができる方が多いです。)
このあたりは、英語のショップではなく、丁寧にローカライズすると良いかもしれません。

2.マクドナルドのセット価格

400円程度(対日本比:2,3割安)
「なぜ、基本情報なの?」と思われるかもしれませんが、その国の物価事情を知る時の一つとして、結構参考になるそうなので、今回載せておきます。

習慣

1.食事

朝食は基本的に外食であり、通勤途中に購入して、その場もしくはオフィスで食べることが多いそうです。

その他の情報

1.配車アプリはGrabとUberが熾烈な争い

それぞれUberは車、Grabはバイクが多い印象でした。
また、ECを行う上でポイントとなる配送について、発展途上国では、配送システムの未熟さや、住所未整備の問題があります。
しかし、Grabが宅配(バイク便のようなもの)を始めており、こちらを活用することにより配送の問題は解決できそうです。
参考:UberGrabGrab(宅配)

2.Facebookメッセンジャーのみを使用したEC

リアル店舗がECを行う際、サイトを立ち上げずFacebook上で注文/支払いまで完了させている場合があるそうです。

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マレーシア編

基本情報

1.言語

公用語は、マレー語ですが、大半の方に英語が通じます。
ただし、旧市街など都心部から離れると英語を話せる人が少なくなるようです。
実体験として、電車で行き先について尋ねると、10代と20代の男性は英語が話せず、60代の男性の方は英語が話せるということがありました。
このあたり、ネットショップを行う上で面白い情報かもしれません。

2.マクドナルドのセット価格

250円程度(対日本比:5割安)「その国の物価を知る上で」と言いましたが、全体的な物価自体は、マレーシアの方が高めです。

習慣

1.多民族国家

マレー系(イスラム教)、中華系、インド系等、多民族であるがゆえに、色んな考えを持った消費者が存在します。

2.イスラム教のための「ハラル認証マーク」

ハラルとは、

「イスラム教徒が日常の生活で守るべきルールであり、お酒、豚、豚由来の成分の全て摂取は不可であり、鶏、牛など豚以外の肉類についてもルールにのっとった解体法をしていないものは食べられない。」

といったものです。
マレーシアでは、飲食店やスーパーでは、ハラル認証があるかどうかを明示しているお店が多いです。
このあたりは、ネットショップで販売する商品の種類によって注意をする必要がありますし、きちんと表記することにより売上アップにつながるかもしれません。

その他の情報

1.配車アプリは、ほとんどがGrab

マレーシアではGrabが圧倒的に多く、Uberは少なく感じました。
ただ、空港ではUberの広告がたくさんあったので、今後伸びてくるかもしれません。

2.中国資本の入っているIT系サービスが多い

ベトナムとの違いとして、中国資本が多く入っている企業が多いです。

3.モール系ではLazadaが人気

Amazonではなく、Lazadaというモールが人気です。
こちらも、中国資本(Alibaba)が入っており、今後さらに攻勢をかけてくると想定されています。

4.イスラム教徒専用のアプリがある

欧米で流行っているTinderのようなデーティングアプリとしては、イスラム教徒専用のアプリがあるそうです。

5.スターバックスが多くある

ベトナムには、カフェが多く比較的値段が安いお店が多いのですが、マレーシアでは、スターバックスが日本と同じくらいたくさんありました。
ベトナムに比べて所得が高い人が多いことの証明かもしれません。

6.日本製品の信頼性

日本製品、日本人への信頼が厚いため、made in JAPAN を売りにした製品であれば越境に向いているかもしれません。

この石鹸のように日本語が書かれていると人気がでるそうです。

※ 文中に含まれる「株式会社ロックオン」は、2019年8月1日より「株式会社イルグルム」へ商号を変更しました。

この記事を書いた人

株式会社イーシーキューブ

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