業界初の検査分析サービス総合ポータルサイト「測って計って調べて解る!分蔵検蔵」新規顧客獲得率アップの理由とは?

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はじめに

これまで利用障壁の高かった「検査分析サービス」が、ウェブサイトを通じて手軽に申込める身近なサービスへと進化しています。

我々の実生活にも大きく関わっている検査分析サービス。近年ニュースで取り沙汰される食品問題もその一つです。アレルゲンの誤表示や、異物混入事件。ノロウィルスや0-157による食中毒事件。食品事業者による賞味期限の改ざんなどコンプライアンスへの姿勢が問われるなか、失われつつある消費者の信頼を確保するためには、信頼できる機関での検査が必要不可欠となりました。

今回インタビューさせていただいた株式会社IMIC様は、業界初となるワンプライスでの検査分析サービスを提供しています。約650点(2016年6月時点)の検査分析を、注文から検査結果の入手、請求書等の入手まで、すべてウェブもしくはメールにて完結することができるワンストップサービスを実現しました。

測って計って調べて解る!分蔵検蔵

業界初の検査分析総合受託ポータルサイト「測って計って調べて解る!分蔵検蔵」を運営する、株式会社IMIC 代表取締役 樋口 哲也氏にインタビューしました。

サイト公開までの背景

「これまでは、電話営業と対面式の営業方式をとっており、営業担当者をある程度抱えなければならない状況でした。労働集約型の運営への限界を感じており、改善策を模索していました。」と樋口氏は語ります。

実際に、BtoBの取引において約80%の企業は製品・サービスの購入前にネットでリサーチを行っているという調査結果があります。従来の対面式の営業方法では、IMIC様のサービスを比較検討したい見込み客を取りこぼしている状況でした。IMIC様にとっても、ユーザーの変化に対応するためにもウェブサイトの構築は必然とも言えるタイミングでした。

樋口氏はこう続けます。
「お客様からお問合せを頂いた後に指定フォーマットにお申し込み内容をご記入いただき、FAXやメールでお送り頂いておりました。その内容を、弊社の基幹システムに担当者が入力するという煩雑な業務フローにも問題を抱えていました。お客様の手間を軽減するだけでなく、社内の事務作業の効率化、標準化を目指し、コストを削減するも課題でした。」

申込み手順や支払い方法の利便性、対応の即時性ユーザーがサプライヤーを選ぶ際の重要な要素です。こういった企業サイドとユーザーサイドの要望に対応した、業界初のポータルサイトの構築が今回の課題となりました。

サイト公開後の変化

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実際にサイトを公開して、どのような変化が現れたのでしょうか。
「新規での顧客獲得数が月15件を超えており、ますます増加傾向にあります。単価はやや低いものの、従来の営業方法ではかなりの人数をかけないと到達できない数値です。」

IMIC様ではリスティング広告と口コミをメインの集客方法にしています。また、サイト構築にあたっては、ユーザーを迷わせないためのサイト内検索やジャンル・業種別による検査サービスを探しやすい情報設計を追求しました。ユーザビリティ向上に重きをおいたサイト構築が功を奏し、新規顧客の獲得に成功しています。

今後の展望について、樋口氏は
「よりポータル性を持たせるための商品点数の追加と仕様・説明文を改修します。また、商品陳列方法の改善や初心者向け説明サイト新設による、ユーザーインターフェースの改良に取り組んで参ります。」
と語ります。

現在の顧客はPC利用者がメインとなっていますが、今後はソーシャルメディアによる宣伝効果も見込まれています。すでに、スマートフォンでも閲覧できるリスポンシブ対応済みですので、スマートフォン利用者からの新規顧客流入も期待できそうです。

これまでを振り返って

ポータルサイト構築にあたり、既存の営業業務システムとの連携が一つの肝となっていました。これまで使っていたシステムに保管されていた、問合せ・見積り・受注管理から納品・請求、一部会計帳票類のデータベースの吐き出しまでを完了し、EC-CUBEと無事に連携することに成功しました。

また、サービス開始後、ユーザーから「注文方法が判りにくい」とのご質問が多くよせられました。対応策として、「初めての方へ」の新設や、会員登録とログインがしやすいよう、移動タブを設置するなど、ユーザーの声を反映し、ユーザビリティ向上に努めました。

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最後に、今回ECサイト構築のパートナーとして、株式会社エム・エー・ディー社を選ばれました。現在に至るまでの、その率直な感想をお聞きしています。
「今回、BtoBにおける知見と実績、また、業界初のサービスを始める上で、業界をすばやく理解し、提案内容が弊社EC戦略に合致したことが、決め手となりました。お陰様で、ここまでは比較的順調に推移しています。これも構築から保守・改修まで、エム・エー・ディーさんの力添えがあってのことであり、大変感謝しております。」

「『測って計って調べて解る!分蔵検蔵』は、これからもまだまだ進化を続けます。提携ラボへの半自動での発注機能や工程管理の改善など、弊社として新たな課題も山積みです」と、株式会社エム・エー・ディー 代表取締役 高橋 守 氏も語られていました。

株式会社エム・エー・ディー  代表取締役 高橋 守 氏

株式会社エム・エー・ディー 代表取締役 高橋 守 氏

まとめ

ただ単純にFAXや電話で行っていたワークフローをウェブ化するだけでは、ECサイトで大きな成功を生み出すことは難しいでしょう。
実施したい施策の実現には、進化を追求し続けることができるパートナー(製作会社)の選定が肝となります。継続的なウェブサイトのモニタリングと改修作業への取り組み、常にユーザーの声を反映し続けていく意欲が、ビジネスチャンスの可能性を広げていきます。


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