スマートフォンユーザーを取り込め!動画コマースの「今」と「これから」

[1,166 views]

2018-04-24_150446

ここ数年、企業イメージの啓蒙や商品説明などに動画を活用したWebサイトを、よく見かけるようになりました。ネットショップでは、動画を見ながらそのまま商品を購入できる動画コマースが増えているようです。
動画コマースによって、ネットショップはどう変わるのでしょうか。今回は、動画を活用するメリットや市場の動向、さらには成功事例などを紹介しましょう。

動画コマースのメリットとは

ネットショップで動画を活用するいちばんのメリットは、文章や静止画よりも「多くの情報を伝えられる」ことでしょう。

当たり前のことですが、ネットショップで販売されている商品はユーザーが手にとって確認できません。画像や文章で補足しても、情報量に限界があります。
動画の場合、例えば化粧品を販売するネットショップだと、使用方法や注意事項を動画でポイントをおさえながら順に説明していくほうが、ユーザーの理解度は高まります。

また、商品購入後に「思っていたのと違う」といった返品やクレームの回避にも有効なツールです。

このほかにも、テレビショッピングのような実演販売で商品の理解度を高める方法や、ストーリー性を持たせた動画によるブランディング、利用イメージをふくらませるための提案ツールなど、活用次第で可能性は無限大に広がります。

さらに、SNSによってシェアされやすい特性があることも、メリットのひとつ。ユニークな動画やクオリティの高い動画など、魅力的な動画はSNSで拡散されやすく、その商品に興味がない層までも振り向かせるといったきっかけ作りにもなります。
特に、スマートフォンの普及によって気軽に動画が見られるようになり、シェアされやすくなったという点でも動画コマースの利点だといえます。

拡大を続ける動画広告市場

動画コマースが注目を集めているのは、スマートフォンの普及が大きな影響を与えています。
とりわけ若年層は、普段からスマートフォンで動画を見ており、こうした背景から動画広告に注目する企業は増え続けているようです。

実際に、動画広告市場は急成長を遂げています。「インターネット広告市場規模推計調査」によると、日本国内の動画広告費は2014年が290億円だったのに対し、わずか2年後の2016年には869億円と、およそ3倍になっています。
動画広告費は今後も増えると予想されており、2017年には前年比141%、1,224億円と推測されています。
※:2016年インターネット広告市場規模推計調査(株式会社サイバー・コミュニケーションズ社・株式会社D2Cによる発表)

また、技術の進化にともない、一歩進んだ動画コマースも登場しています。例えば、ライブコマースだとリアルタイムで配信中の動画に対して、購入者がコメントや「いいね」の投稿ができるなど、双方向のコミュニケーションを行えるツールも登場しています。

EC-CUBEの導入事例

EC-CUBEの構築事例でも、動画を導入されていらっしゃるサイトがあります。いくつかの事例をご紹介しましょう。

○ 「bless」様
https://www.blessnet.jp/user_data/gallery.php
結婚式の招待状や席次表、手作りペーパーアイテムの印刷・通販サイトです。「一つ一つに心を込めて」作成しているイメージ訴求の動画はクオリティが高く、SNSによるシェアも増えているようです。

bless

○ 「Nadia(ナディア)」様
https://oceans-nadia.com/
「写真」をテーマにしたレシピサイト。メディアサイトとしての価値を生み出すため、EC-CUBEが独自カスタマイズを施したFractaをベースに、Facebookログインなどさまざまな要素を取り入れています。

nadia

○ 「7716Wedding」様
https://7716wedding.com/
結婚披露宴で流れる新郎新婦のプロフィールや余興の動画を制作する会社。プロフィールムービー特有の項目を注文情報に追加したほか、セット割引機能を独自に追加開発しました。

wedding

まとめ

「動画制作は予算がかかるから、ウチには無理」と思われているネットショップのオーナー様もいらっしゃるかもしれません。

確かに一昔前なら、カメラマンや音声、映像ディレクターなど多くのプロフェッショナルが必要だったので、コストも手間もかかり、一部の企業でなければ実現できないといった時代でした。
しかし最近では、LINEやInstagramなどのように、誰もが簡単に動画をアップできる時代。動画制作費は大幅にコストダウンしています。

その一方で、ユーザーは日常的に動画にふれていることから目が肥えており、一定のクオリティが求められてしまう点があるのも事実。制作コストを考えるとある程度単価の高い商材でなければ制作しづらいという側面もあります。

EC-CUBEでは、動画コマースのプラグインが10件以上リリースされています。また、EC-CUBE 開発コミュニティでもトップページへの動画の埋め込み方や、動画をレスポンシブに対応させる方法など、動画コマースにつながる話題があがっています。
こういった情報を参考に、手軽に始められるところから動画コマースを取り入れてみてはいかがでしょうか。


このEC記事につけられたタグ