[PR] 実はPDCAを回せていなかった!今すぐに確認しておきたい4つのポイント

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株式会社コンビーズの桑原です。弊社ではメール配信システムやレコメンドエンジンを提供しており、ECサイトの運営者様を中心に多くの方にご利用いただいております。

みなさんはご自身のECサイトのお客様とどのようなコミュニケーションを取っていますか?日々のコミュニケーションの中でも、本日は「メールマガジン」による販促の効果を大きく伸ばすために必要な要素に絞ってお話したいと思います。

現在メールマガジンジンを配信している方は、どれだけPDCAを意識して回せていますでしょうか?「PDCAなんて常にやっているよ!」という人も、「わかっているけどなかなか行動に移せない」という人も、ぜひご覧ください。

下の図は、一般的なメールマガジンの配信の際に用いられているPDCAサイクルです。このページでは、このPDCAサイクルにそってポイントを押さえていきます。

pdca

チェックポイント1:計画を立てる

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配信の前に、必ず計画を立てます。計画が綿密に立てられていると、後の行動が非常に楽になります。しかし、特に面倒なのが数字の目標設定です。どんなことを目標に置いたら良いのかわからないという場合は、下の図を参考にしてみてください。
lead_kpi

KPI(Key Performance Indicator)の列を見てみましょう。検討度合いに応じて、様々な指標が設定されています。多くの方が、このKPIを最終目標と設定しがちですが、もっと先に「売上高アップ」などのKGI(Key Goal Indicator)があり、その通過点としての指標がKPIであることを認識した上で、組み立ててみましょう。

チェックポイント2:配信する

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配信する作業が、最も悩むポイントではありませんか?ここでは、3つのフェーズに分けて押さえておきたい項目をピックアップしていきます。

1.まずメールを開いてもらうために

メールを開くかどうかは何で決まると思いますか?一般的に「件名」「配信時刻」と言われています。

件名

たかが件名ですが、即刻ごみ箱行きにならないためにも、読者を惹きつける件名を付けましょう。

A:コンビーズ・スタッフのファッション通信Vol.27
B:30%OFFセール!この夏まだ着れるTシャツがおトク!

AとBでは、どちらのほうが読みたくなると思いますか?多くの方が「B」を選んだのではないでしょうか。読者を惹きつけるワードやお得感、具体的な数字を盛り込むことで、「この情報は有益な情報だな」と思わせることが大切です。

配信時刻

メールマガジンを配信するタイミングは、多くの方が「一斉配信」としているのではないでしょうか。しかし、読者がメールを開封した時刻や、リンクをクリックした時刻を元に、次回以降の配信時刻を最適化すると、より開封率がアップします。
sendtime
現在この機能が搭載されているメールマガジン配信システムは数少ないのが現状ですが、効果は歴然です。メールマガジン配信システムを選ぶ際の一つの基準にしてみてください。

2.読んで行動してもらうために

ECサイトの運営者様は、メールマガジンを読んでもらうだけでなく、サイトへの誘導も指標に組み込みたいですよね。ここでは「ファーストビュー」と「クリックのしやすさ」について触れていきます。

ファーストビュー

メーラーの中には、メールを開かずとも本文の一部を閲覧できるタイプのものがあります。それらのメーラーで惹きつけるためには、開かせるためのキーワードや具体的な数字を、思い切って文頭に持ってくるようにしましょう。
first_view
せっかくメールを開いてもらっても、最後まで読んでもらえなければ意味がありませんし、何より行動を起こしてもらわなければ、メールマガジンを配信した成果にはつながりません。メールの世界でも、第一印象は非常に大切です。

クリックのしやすさ

長過ぎるURLや、パラメータが付与されすぎているURLはクリックされにくい傾向があります。より多くの読者にメールマガジン内のリンクにクリックしてもらうには、下記のことに気をつけてみてください。

URLを長くしすぎない
パラメータをつけすぎない
長くなる場合はリンク用のバナー画像を用意し、リンクを貼り付ける

3.迷惑メールに振り分けられないために

メールの性質上、すべてのメールを1通たりとも漏れなく迷惑メールにならずに送り届けることは、不可能に近いと言われています。では、少しでも迷惑メールに振り分けられないためにはどうすればよいのでしょうか。ここでは、2つの軸を元に対策法をご紹介します。

本文作成段階でできる対策

URLが長くならないようにする
URLを多用しすぎないようにする
HTMLメールの場合、1行あたりのソースコードが長くなりすぎないようにする
講読解除用のURLを明記する
連絡先と配信元を明らかにする
容量の大きすぎる画像は使用しない

当たり前のように見えますが、メールを受け取った方が迷惑メール通報を実施する可能性もありますので、常に読者の立場に立った読みやすいメールを作成することが重要です。

専用サーバーで配信する

メールマガジン配信システムの多くは、配信するためのサーバーを利用者全体で共用している場合がほとんどです。中には、「専用サーバー配信」というオプションを設けているところもあります。このオプションを利用すると、共同利用しているサーバー群を使わず、自分の配信のためだけに使えるサーバーを別に用意してもらえるので、他の利用者の影響を受けません。
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ぜひ、メールマガジン配信システムを選ぶ際のポイントにしてみてください。

チェックポイント3:配信結果を検証する

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メールマガジン配信後に必ず見ておきたい指標と、余力があれば見ておきたい指標に分けてご紹介します。このフェーズは、次のフェーズである「アクション(改善)」を正しく行うために、正しい検証方法で継続することが大切です。

1.必ず見ておきたい指標

開封率:読者がメールを受信した後、メールを開いたか、またその割合を測定します。
クリック率:読者がどのURLにクリックしたか、またその割合を測定します。
コンバージョン率:読者がクリックしてサイトに訪れたあと、コンバージョンに至ったか、またその割合を測定します。
エラーアドレス:配信した結果、相手に届けることができなかったメールアドレスを要因別に確認します。

2.余力があれば見ておきたい指標

アンケートと属性の関係:読者の方にアンケートを取り、読者の属性と交えながら分析することで、読者の傾向を分析することができます。
読者の登録と解除の推移:年間を通して読者の登録と解除の傾向をつかむことで、次のフェーズに大変役立ちます。

チェックポイント4:改善する

action

検証結果を分析したら、いよいよ次の計画に向けた改善点の洗い出しです。ここでは、あらかじめ用意していたサンプルの検証結果を見ながら、どのように改善していったのかを見ていきます。

改善前
改善後
ターゲットと件名 コア・ターゲットである20代のOLに加え、取り入れやすいパステルカラーであることを踏まえ、10代の女性にも配信しよう。 想定通り、20代の読者が開封率の半数を占めたが、30代以上の女性による開封も多かった。次回の配信では、30代以上の女性に「大人の女性」らしさを提案するメールを送ってみよう。
配信時刻 帰宅中のメールチェック時に「仕事帰りに寄ろう」という気持ちにさせるため、木曜日の17:00に配信しよう。 金曜日の晩や土曜日の昼~夜にかけて開封している読者が多かった。木曜日の配信では他のメールに埋もれてしまう可能性があるため、土曜日の午前中に配信してみよう。
コンテンツとクリック率 同世代のスタッフによるおすすめコーディネート(シンプル・柄)の写真と商品URLを挿入することで、オンライン購入時の購買意欲をかき立てよう。 商品を単発で紹介した前回よりも、コーディネート写真を多く入れることでクリック率が上がっていた。また、1点買いだけではなく、複数商品への購入へとつながった。引き続き、コーディネートの提案をするようなメールを配信しよう。

いかがでしょうか。改善前は配信者側の意見を強く反映しているメールですが、改善後は読者の行動に寄り添ったメールになりそうです。

さいごに

いかがでしたか。メールマガジンの業務の参考になったでしょうか。紹介させていただいた内容は、全て「コンビーズメールプラス」で実施することができます。プラグインも用意していますので、ぜひご覧ください。

●コンビーズメールプラス
 https://plus.combz.jp/

●メルマガ配信プラグイン
 メルマガ配信プラグイン「コンビーズメールプラス for EC-CUBE」

ライタープロフィール

桑原翔
16,170社を超える導入実績のメール配信ASP「コンビーズメール」シリーズや、レコメンドサービス「コンビーズレコ」のコンサルティング営業に従事。
コンビーズレコにおいては、発足時より中核メンバーとして企画・設計に携わる。
最近ではデザイン編集機能やリターゲティング機能が実際に搭載されている。

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