越境ECに商機到来!越境ECに欠かせない要素とは?

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越境ECに商機到来!越境ECに欠かせない要素とは?

訪日外国人の多くは、日本製品の化粧品を訪日する度に購入します。
なかでも中国人の「爆買い」は流行語にもなったほどです。

しかし、訪日外国人にとって、化粧品のような消耗品を「爆買い」するよりも、越境ECから定期的に購入するほうがコストと手間は掛かりません。

これこそが、越境ECの必要性といえるでしょう。
しかし、越境ECにはいくつかの参入障壁があります。
まずは、それらを解決するための準備についてご紹介いたします。

越境ECの準備に必要なこと

 
■ STEP1. ターゲットを決める

越境ECを成功させる鍵は、ターゲティングにあります。

まずは、国、性別、年齢、職業などを考慮して、商品選定を行います。
越境ECのオーナーが、使用可能言語でターゲティングする方法もありますが、得意な商品が使用可能言語国で需要のある商品とは限りません。

取扱商品の需要国を探すのではなく、使用可能言語国において、「どんな商品に需要があるのか?」という視点で考えることも必要です。

 
■ STEP2. 決済方法を決める

次に、決済方法を決める必要があります。

1.現地通貨で表示して、現地通貨で決済する
2.現地通貨で表示して、円で決済する
3.円で表示して、円で決済する

それぞれ利便性や特徴が異なりますが、越境ECのメリットを最大限に活かすのであれば、2の方法がもっともユーザビリティに優れているといえます。
私達日本人も買い物をするとき、支払総額は同じであったとしても、ドルより円の決済を選択します。

商品を購入するステップがひとつ増えると、購買意欲を削いでしまう可能性があるということに注意してください。

ただし、この決済方法は、為替と為替手数料を常に意識する必要があります。
為替手数料をユーザビリティへの投資と割り切るか、支出と判断するかはオーナー次第です。

 
■ STEP3. 物流・配送方法を決める

海外に物品を送るときに、必ず必要になるのがインボイスと呼ばれる書類です。
インボイスとは、物品を送るときに、税関での検査や申告に必要な書類を指し、国によって必要書類は異なります。
以下、海外配送取り扱い業者です。

1.EMS(国際スピード郵便) 日本郵便
2.国際宅急便(個人) ヤマト運輸
3.国際宅急便(法人・個人事業主) ヤマト運輸
4.配送支援(法人)佐川急便株式会社
5.SBSロジコム
6.富士物流株式会社
7.FedEx(フェデックス)
8.TNT Express
9.バゲッジフォワード

海外への物品配送に慣れていないのであれば、実績豊富な日本郵便に依頼しましょう。

EC-CUBEを活用するメリット

ここまでの準備方法を見て、越境ECは難しいと感じた方もいると思います。
しかし、これらの障壁を手助けしてくれるプラットフォームがあります。それがEC-CUBEです。

EC-CUBEとは、独自性の高いECサイトを構築とリニューアルを支援する、日本発のオープンプラットフォームです。
越境ECの支援も積極的に行い、下記の3つの壁の打開策を提案してくれます。

1. 言葉の壁
記事の翻訳やカスタマーサポートを行い、海外で読まれる記事作成に尽力。
海外SEOやサイト製作に精通したスタッフが支援してくれます。
2. 通貨の壁
決済サービスや決済プロモーションを販売国に合わせた方法を提案、支援してくれます。
3. 運営の壁
発送から購入者の対応まで、さまざまな角度から運営をサポート。初めて越境ECのオーナーになる方を支援。

このように、EC-CUBEを導入する事により、越境ECが身近なものになります。詳しくはサービスページをご覧下さい。

越境EC今後の展望

越境ECは、これからますます需要が高まり、さらなる売上増加が見込める業界です。
2020年の東京オリンピックには、海外から日本への関心がピークになると予想されます。

そうなれば、越境ECだけではなく、実店舗での対応力も欠かせません。
今後は、越境EC・実店舗共に成功させる「越境対応力」が求められるのではないでしょうか?

ライタープロフィール

ネットショップの壺編集部
ネットショップオーナーや運営担当者のためのお役立ち情報を発信し、世の中のECをより活性化するべく、日夜情報収集に励んでいる。

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